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酒井高徳、自らHSVキャプテン辞任を決めていた…独メディアで代表引退についても説明

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W杯後に日本代表からの引退を表明したDF酒井高徳

 ハンブルガーSV(HSV)に所属するDF酒井高徳は、ドイツメディアに日本代表からの引退を表明したことやクラブでキャプテンマークを同僚に譲ったことなどについて話している。ドイツ誌『キッカー』が報じた。

 ドイツに戻った酒井は24日にチームの練習に合流。クリスティアン・ティッツ監督はその熱心に練習に取り組む姿を受け、「ゴウトク・サカイのような選手はなかなかいないよ。並外れだね。監督として彼のような選手を見たことない」と話し、オフの期間中も万全なコンディションを維持していたことは「ゴウのフィットネスは良い。彼は非常に規律正しい」と褒め称えている。

 一方、酒井は現地の取材陣にも日本代表から引退した決断について言及。「出場機会が少なかったため、落胆の気持ちはありました」と今回のロシアW杯でも1試合のみの出場にとどまったことに触れ、「たくさん考えましたが、自分の席をより若い選手たちに譲る時がきたのかなたと。簡単に決めたものではありませんが、考え直すことはない」とその決意を強調した。

 また、W杯後にはクラブに特別休暇を与えられていた酒井だが、その期間中には同僚のアーロン・ハントがHSVの新キャプテンに選ばれている。『キッカー』によれば、酒井は昨季にクラブの2部降格が決まった時点で自ら主将を辞任する決断を内部で表明していたという。

 本人はそれについて直接触れていないものの、「これで僕に対するプレッシャーも多少軽減されるかもしれませんね」と話すと、それでも「責任を譲るつもりはないため、僕にとって大きな変化はありません」と強調。ハントのキャプテンシーについては「その役割をとても上手く担っていると思います」と支持する姿勢を見せた。

 HSVは8月3日にブンデスリーガ2部の開幕戦でホルシュタイン・キールとホームで対戦。「元日本代表」、そして「HSV元キャプテン」となった27歳は今季どのようなプレーを見せるのだろうか。

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