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15位の古巣相手に10戦ぶりの黒星。FC東京GK大久保「やってくることはわかっていたのに…」

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指示を出す大久保択生

[7.27 J1第18節 FC東京0-1長崎 味スタ]

 止めても、弾いても、2016年シーズンまで3シーズン在籍した古巣・長崎の執念にはわずかに及ばなかった。4月14日のC大阪(●0-1)以来の敗戦となったFC東京のGK大久保択生は悔しそうに奥歯をかんだ。

「この3試合、ずっと体は動いていますし、調子はいい。ただ枠に飛んできた数がここ3節で一番、多かった。向こうは(FC東京の)カウンターを警戒してすぐに引いていたりしていたし、簡単に前にボールを運べないように徹底していた。高木(琢也)さんはしっかり対策される人。セットプレーも、やることはわかっていたんですが…」

 後半32分。左CKを起点に長崎はMF黒木聖仁がペナルティーエリアやや外から浮き球を入れる。前線にいたMF鈴木武蔵によるヘディングのパスからFWファンマがヘディングシュート。空中戦を競りにいったGK大久保はボールをキャッチできず、かわりにMF東慶悟が左足でかろうじてかきだしたが、そのクリアボールをファンマに右足で押し込まれた。

 この場面に限っては積極性が裏目に出たが、このアグレッシブさが大久保が好調を維持していた理由。これからも果敢にボールをキャッチしに行く。


(取材・文 林健太郎)
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