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[MOM2565]尚志FW伊藤綾汰(3年)_インハイへ向けて好調なエースが先制弾

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尚志高のエースFW伊藤綾汰は1得点、好調を維持したまま全国へ

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.28 福島復旧・復興祈念大会 尚志高 2-1 神村学園高 西部サッカー場]
 
 日本一を狙うインターハイへ向けて、エースが好調を維持している。尚志高は0-0の後半13分、スルーパスで左中間を抜け出したFW伊藤綾汰(3年)が左足シュートをニアサイドに決めて先制。インターハイ予選後のプリンスリーグ東北では5戦3発、大阪遠征では4試合で4得点するなど好調な10番が強豪・神村学園高のゴールも破った。

 本人はゴールシーンについて、「ボール来て、最初クロス上げようか迷ったんですけれども、直前にシュートに変えました。コース甘かったけれども、GKの逆を着くことができた」とコメント。ドリブル、パス、シュート全てに自信を持っているアタッカーはゴールシーン以外にもカットインからのシュートや1タッチシュートで神村学園ゴールを脅かしていた

 “天才肌”の選手で昨年まではプレーに波もあった。だが、仲村浩二監督が戦う姿勢やプレースピードの変化を認める伊藤は、「試合前に絶対に点獲るというつもりでやっている」と覚悟を持ってプレーしていること、そして味方の手厚いサポートもあってコンスタントに得点することができている。

 地元・福島で開催されている「福島復旧・復興祈念ユース大会」について、「こういう大会を開いてもらっているというのは自分たちにとってはいい経験になるので凄くありがたいなと思っています」と感謝。Aチームが出場する30日までの強豪校との戦いでゴールを連発し、より自信を持ってインターハイに臨むつもりだ。

 まだまだ決定力を欠いている部分があるのは確か。残りわずかとなった全国までの準備期間で少しでも改善し、「チームとしては日本一を獲って、その中で自分は得点やアシストで貢献できたらいい」という目標を実行する。

(取材・文 吉田太郎)

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