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2度あることは3度なし…PK応酬の栃木vs金沢はドロー

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[7.29 J2第26節 栃木1-1金沢 栃木グ]

 J2第26節が29日に開催され、栃木県グリーンスタジアムで行われた18位栃木SCと15位ツエーゲン金沢の一戦は1-1の引き分けに終わった。前半34分に栃木のFW大黒将志がPKで先制点を挙げると、同42分には金沢のFWマラニョンが同じくPKで同点弾を奪取。後半7分に大黒がPA内で倒されるシーンもあったが、この試合3度目のPKとはならず、1-1で終了を迎えた。

 前節まで無失点による4試合負けなし(2勝2分)と好調を維持していた栃木だったが、その4試合で先発フル出場していたMF和田達也が序盤にアクシデント。前半12分、MF清原翔平にアプローチした際に左膝付近を痛め、倒れたまま起き上がれず。駆けつけたスタッフとともにピッチの外へ歩き、同16分に一度は戦列に復帰するも、数分後に再び痛めた箇所を押さえて座り込んでしまう。同19分に担架で運び出され、代わってDF夛田凌輔が緊急投入された。

 この嫌な流れをFW西谷和希が払拭する。前半32分、左サイドからドリブルを仕掛け、PA内左から左足で低めのクロス。ニアに立っていたDF庄司朋乃也の左手に当たり、PKの判定となる。同34分にPKキッカーを務めたのは大黒。右足で豪快にゴール左上へ蹴り込み、チームトップの今季6得点目で1-0とした。

 だが、前半41分に今度は金沢にもPKが与えられる。マラニョンのパスが流れ、ボールを拾ったFW垣田裕暉がPA内中央で突破を図ったところでDF服部康平に倒された。同42分、PKキッカーのマラニョンはGK竹重安希彦が左右にステップを踏んで揺さぶりをかける中、左に飛んだ竹重の逆を突く形で中央へ右足でシュート。マラニョンもチームトップの今季8得点目をマークし、試合を振り出しに戻した。

 追いつかれた栃木は後半に入り、西谷和希を中心とした攻撃で勝ち越しを狙う。西谷和希は後半4分に鋭いシュートでゴールを脅かすと、同7分には前線の大黒へ絶妙な縦パス。受けた大黒がDF作田裕次に手を使って倒されたようにも見えたが、この試合3度目のPK判定とはならなかった。

 両チームとも最後までゴールに迫ったものの、互いに守備で隙を見せず、1-1のままタイムアップ。栃木は3試合連続のドローで5戦無敗(2勝3分)、金沢は2試合連続のドローで3戦未勝利(2分1敗)となった。

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