リバプールのユルゲン・クロップ監督は、新加入のスイス代表MFジェルダン・シャキリを「普通じゃない!」と絶賛した。

　リバプールは28日、アメリカのミシガンでインターナショナル・チャンピオンズ杯(ICC)のマンチェスター・ユナイテッド戦に臨み、4-1で勝利。シャキリはチーム4点目を記録したが、それは見事なバイシクルシュートだった。

　クロップ監督は試合後、今夏ストーク・シティから加入したシャキリについて「明らかに良かった。チームに合流してから僅か4日で、こんなすごいプレーを見せるなんて、普通じゃないよ」と興奮気味に話した。シャキリは65分にも、自身のポストワークからFWダニエル・スターリッジのゴールを演出していた。

「私たちは、シャキリに多くの自由を与え、自然に攻撃できるようにサポートしたいと思っていた。正直言って、シャキリのパフォーマンスは予想以上だった」

　また、クロップ監督は、こんなエピソードも披露した。

「シャキリは契約書にサインした後、リバプールにとどまり、一緒に練習したいと言ったんだ。ただ、ロシアW杯を終えた1週間後のことだったので、『ノー』と答えたよ」

　そして、次のように続けた。

「数日前に合流した時、シャキリはとても興奮していた。ただ、彼はすでにバイエルンやインテルで経験を積んだ選手。そんな選手とプレーできるなんて幸せなことだよ」

　今夏のリバプールはシャキリのほか、アリソン・ベッカー、ナビ・ケイタ、ファビーニョを獲得している。これで補強は完了ということだろうか。クロップ監督は「これ以上は必要ない」と答えた。

「正直言って、現在の選手たちに満足しているので、これ以上の補強は必要ないと思う。ジョー・ゴメスもディフェンスの柱として役割を果たしたしね」

「ただ、移籍市場が閉まるまで12日間もある。その間に何が起こるかは分からない。今日は『必要ない』と答えたが、明日同じ質問をされたら、別の答えを口にするかもしれない」

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