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[MOM2570]明秀日立FW津村夢人(3年)_攻守に推進力もたらしたエースが1得点

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前半22分、明秀日立高FW津村夢人がスライディングシュートでゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.29 福島復旧・復興祈念大会 明秀日立高 5-0 共愛学園高 西部サッカー場サブ]

 県予選での悔しい思いを全国で晴らす。インターハイ茨城県予選で明秀日立高の10番を背負っていたFW津村夢人(3年)は同大会初戦で2得点したものの、その後はケガによって先発を外れるなど満足の行くパフォーマンスをすることができず。ただし、決勝で意地のゴールを決めたFWはコンディションを高めてきている。

 福島復旧・復興祈念ユース大会2日目のこの日は、前線から迫力のあるプレッシング。そしてスピードを活かした仕掛け、抜け出しでチャンスに絡んだ。前半22分には「元々中盤やっていたので、相手にどう守備されたら嫌とかいうのがある。天然芝が長いので、FWの鎌上(翔平)と及川(央泰)と一緒にGKへの緩いボールを狙っていこうと言っていた」と振り返ったように、相手がビルドアップからバックパスしたところに狙いを定めてインターセプト。スライディングシュートを決めた。

 攻守でチームに推進力をもたらしていた津村は、直後にもMF川上璃久(3年)のループパスで抜け出したが、シュートはGKがファインセーブ。後半にも味方のチャンスメークで抜け出しながらシュート精度を欠いてしまうなど、ゴール前での質を上げられなかったことやパスミスが多かったことを反省していた。

 とは言え、前線に迫力を加えているエースの存在感は大きい。スピードある仕掛けとミドルシュートにも注目だ。インターハイでの目標について、「チームとしては日本一、個人としては得点王を狙っていく。自信はあります」と言い切る津村が、チームメートに迷惑をかけた分を必ず取り戻し、全国でゴールを連発する。

(取材・文 吉田太郎)

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