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[福島復旧・復興祈念ユース大会]明秀日立の注目CB高嶋が豪快ゴール。インハイは攻守でのアピール狙う

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後半13分、明秀日立高CB高嶋修也が右足でゴール

[7.29 福島復旧・復興祈念大会 明秀日立高 5-0 共愛学園高 西部サッカー場サブ]

 インターハイの注目DFが、全国での大暴れに弾みをつけるゴールだ。明秀日立高は2-0の後半13分、MF川上璃久(3年)が左CKを蹴り込む。勢いを持って中央へ走り込んだCB高嶋修也主将(3年)が、豪快に右足ダイレクトで合わせてゴールネットを揺らした。

「マークとか厳しい中でも点取らないといけない。(これまでも)毎試合獲りたいなという気持ちは誰よりもありました」と高嶋。インターハイ予選でも2ゴールを決めているCBは、これまでとセットプレーに入るタイミングを変えたことでより勢いを持ってゴール前に飛び込むことができているという。この日も勢いを持ってゴール前に走り込んでゴールを奪い取った。

 昨年度の選手権で活躍し、今年は注目CBの一人として全国に臨む。まずは、守備で相手にシュートを打たせないこと、ゴール前でしっかりと競り勝って失点しないことを重視。この日も下がりながらのヘディングの巧さやクロスへの的確な対応などを見せていたが、同時に高い攻撃力を備えるDFは「ヘディングだけじゃなくて、両足で蹴れるところも見てほしいです」と語ってように、両足からのフィードや相手ゴール前の攻防で相手を上回ることも考えている。

 関東屈指のCBだが現在、進路は未定。インターハイは目標とするプロ入りのために重要な大会だ。茨城県大会を無失点で勝ち上がったように、全国大会でも無失点を続け、攻撃でもアピールすること。「しっかりアピールしたい」と前を向くCBが全国舞台でその評価を高める。

(取材・文 吉田太郎)

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