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16戦ぶり勝利の名古屋、「まだまだミスが…」と手厳しい風間監督も流石に表情緩める

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風間監督もようやく抜け出したトンネルに安堵

[8.1 J1第19節 仙台1-2名古屋 ユアスタ]

 生まれ変わった名古屋グランパスが長い、長いトンネルを抜けた。

 2年ぶりにJ1の舞台に帰ってきた名古屋は、開幕2連勝と好発進。躍進を予感させた。しかしその後はまさかの低迷。大量失点を重ねる試合を続け、8連敗も記録。未勝利はクラブワースト(18戦)に迫る15戦に伸びていた。

 ただ巻き返しへ向け本気を見せる名古屋は、W杯中断期間を利用して大型補強を決行。特にDFラインには元日本代表DF丸山祐市や若手実力派のDF中谷進之介、昨季J王者の川崎FからMFエドゥアルド・ネットを補強。課題と言われる守備面のテコ入れを図った。

 その効果はすぐに表れ、勝てはしなかったが、新戦力初陣となった7月22日の首位・広島戦ではスコアレスドロー。そしてこの日も1失点を喫したが、リードを守り抜いた。

 そして仙台戦では攻撃の新戦力であるMF前田直輝も移籍後初ゴールを含む1ゴール1アシストの活躍。FWジョーやMFガブリエル・シャビエルといったタレント力は十分なだけに、攻守のバランスが噛み合えば、最下位からの巻き返しも十分に可能だ。

「まだまだミスがたくさんある。まだまだうちのチームは自分たちでコントロールするところまで行っていない」と手厳しい風間八宏監督も、「サポーターの声援とともに勝てたことはすごく大きいこと」とホッとした様子で表情を緩める。

 ただまだ最下位にいることに変わりはない。1ゴール1アシストの前田が「まだまだゴールが必要ですし、まだまだ勝ち点が必要。次のG大阪戦で勝ち点3、連勝を狙えるように準備したい」と話したように、名古屋にとっては何よりも結果を出し続けることが必要だ。

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