beacon
TOP > NEWS > 記事詳細

「非常に貴重」と反町監督が評価…FW前田大然を生かす「2秒の差」と「40以上のスプリント」

このエントリーをはてなブックマークに追加

松本山雅FCのFW前田大然

[8.4 J2第27節 千葉2-3松本 フクアリ]

 後方にいたはずだった。しかし、グングンと加速して、あっという間に相手選手の前に出た。松本山雅FCのFW前田大然は持ち味のスピードを存分に発揮して、6試合ぶりとなるゴールを叩き込んだ。

 1点のリードを許して迎えた前半45分だった。自陣からMF岩上祐三が千葉最終ライン裏にロングボールを落とすと、DF近藤直也の後方から前田が迫る。「一緒に走り出せば、僕は勝てる自信があった」と近藤に追い付き、一気に追い越してボールを拾うとPA内に侵入。距離を詰めたGKロドリゲスのポジションを冷静に見極め、左足のシュートでネットを揺らし、値千金の同点ゴールを記録した。

「狙い通りで自分の持ち味を出せたシーンだった。ずっとゴールを取れていなかったので、取れて良かった」

 白い歯を見せた前田は前日、アジア大会に臨むU-21日本代表に選出されていた。伸び盛りの若武者に対して、反町康治監督は「ボールを止めて蹴るところはまだまだ」と課題を指摘しつつ、大きな期待を寄せている。

「大然は『2秒の差』があれば、50メートルで勝つことができる力がある。それはチームのストロングポイントの一つ」と快足を評価。そして、「1試合あたり40以上のスプリントをする選手。それも前だけじゃなく、後ろのスプリントもできる選手で非常に貴重」と、そのスピードを攻守両面でチームのために生かせる貴重な存在だとした。

 6試合ぶりのゴールを奪って勢いに乗った。次節讃岐戦後にはU-21日本代表に合流して、アジア大会が行われるインドネシアへと飛ぶ。伸びしろ十分な20歳は、「FWなので、やっぱりゴールにこだわっていきたい」と自慢のスピードを武器にアジアの猛者からゴールを狙う。

(取材・文 折戸岳彦)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ

TOP