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“仕上げのリンス”が2戦連続決勝点!味スタ満員マッチ、FC東京がイニエスタ欠場の神戸下す

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FWリンスが2試合連続決勝点

[8.5 J1第20節 FC東京1-0神戸 味スタ]

 2位のFC東京がホームで5位のヴィッセル神戸に1-0で勝利した。上位対決を制したFC東京は連勝で勝ち点40に到達。首位の広島との勝ち点差は5に縮まった。
 
 夏休み真っ只中に開催されるJ1ナイトゲーム。神戸に加入したMFアンドレス・イニエスタの効果もあって、チケットは前売り段階で完売。スーパースターは一時帰国していた影響で欠場となったが、味の素スタジアムにはFC東京の味の素スタジアムでのリーグ戦史上3番目となる4万4801人の大観衆が詰めかけた。

 中3日で行われた2位と5位の上位決戦。2位FC東京はDF太田宏介とMF大森晃太郎の2人をスタメン復帰させる布陣を組む。神戸もFW大槻周平とFWウェリントンの2人をスタメン復帰。気温32.4度、湿度63%の蒸し暑さの残る中、18時のキックオフを迎えた。

 緊張感のある静かな立ち上がりとなった。前半11分にFC東京が太田が蹴った左CKをニアでDFチャン・ヒョンスが頭で合わせるが枠外に外れる。互いに体力を温存するかのように、大きな動きのないまま、前半をスコアレスで折り返すことになった。

 後半、局面を変えるべく先に動きを見せたのは神戸だった。大槻に代えてFW渡邉千真、増山に代えて岐阜から加入したばかりのFW古橋亨梧を投入。一気の2枚替えで先制点を奪いに行く。一方のFC東京も後半6分にMF東慶悟、同15分には前節も途中出場で決勝点を奪っているFWリンスを早くも投入。勝負に出る。

 こう着状態のまま試合は終盤まで突入。するとまたもこの男が千金弾を決める。後半45分、ゴール前にドリブルで持ち込んだFWディエゴ・オリヴェイラが相手を引き付けて右サイドにパス。これを受けたリンスが右足で豪快に蹴り込み、決着をつけるゴールを奪う。“仕上げのリンス”の2試合連続決勝点で、FC東京が連勝を飾った。

 リンスは「嬉しく思う。自分が活躍できるのはチームメイト、スタッフ、サポーターのおかげだと思う」と喜びを語った。

◇FC東京の味の素スタジアムでの最多入場者数5傑◇
1:4万8521人 2001年7月7日 J1第1S第13節 鹿島(〇2-0)
2:4万5925人 2002年7月20日 J1第1S第9節 磐田(●0-2)
3:4万4801人 2018年8月5日 J1第20節 神戸(〇1-0)
4:4万4030人 2001年3月10日 J1第1S第1節 東京V(〇2-1)
5:4万3104人 2005年7月17日 J1第17節 横浜FM(〇4-0)

(取材・文 児玉幸洋)
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