beacon

「非常に良いチームになっている」浦和とドロー…長崎・高木監督「貴重な勝ち点1」

このエントリーをはてなブックマークに追加
[8.5 J1第20節 浦和0-0長崎 埼玉]

 最後までゴールを守り抜いた。浦和に押し込まれる時間帯が長くなったV・ファーレン長崎だったが、体を張った粘り強い守備で得点を許すことなく0-0で試合終了を迎え、アウェーでの勝ち点1奪取に成功。チームを率いる高木琢也監督も「今日は貴重な勝ち点1を手にすることができた」と振り返った。

 序盤からフィニッシュに持ち込まれる場面を作られたものの、そこに立ちはだかったのがGK徳重健太だった。前半6分にFW興梠慎三、同7分にMF宇賀神友弥に枠を捉えるシュートを放たれながらも弾き出し、同アディショナルタイムにはMFファブリシオの右足シュートをストップ。ゴールにカギをかけた。

 そして、少ないながらもゴールを脅かす場面を作り、後半18分にはMF島田譲の浮き球のパスからPA内に侵入したFW鈴木武蔵が決定機を迎えたが、左足から放ったシュートはポストを叩いて好機を逸してしまった。

「前半の入りとか後半のプレーを通じて、ある程度自分たちがやりたいことを表現できたと思う」

 シーズン途中に監督が代わり、オズワルド・オリヴェイラ監督が指揮を執ることになり、「負けない試合をし、時間が経つにつれて守備面、攻撃面が構築されて非常に良いチームなっている」浦和を相手にしてのドロー。当然、「プロである以上は勝ち点3を取れなかったのは残念に思う」と悔しさを滲ませつつも、「貴重な勝ち点1と取れたのは、次のゲームに向けても良いものになる」と前を向いた。

(取材・文 折戸岳彦)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ

TOP