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飛躍の年に…今夏神戸加入DF大崎、いきなりレギュラーポジション獲得「戸惑いない」

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神戸で飛躍を目指すDF大崎玲央(左)

[8.5 J1第20節 FC東京1-0神戸 味スタ]

 古橋亨梧同様、今夏の移籍でヴィッセル神戸に加入したDF大崎玲央も飛躍を遂げようとしている選手の一人だ。徳島ヴォルティスから加入した26歳は、7月28日の柏戦から3試合連続で先発出場。早速レギュラーポジションを掴んでいる。

「みんなとの関係は良くなってきている。戸惑いもそこまでない。(DF渡部博文とのCBコンビも)僕は非常にやりやすい。カバーにも入れているし、関係性は良いんじゃないかなと思います」

 大崎は横浜F・マリノスと横浜FCの下部組織出身で、桐蔭横浜大に進学。その後、幼少期を過ごしたアメリカでのプレーを経て、16年より横浜FCでJリーガーとしてのキャリアをスタートさせた。横浜FCでは31試合に出場。翌年より徳島に移籍し、そこでも出場機会を重ねると、3年目の今年夏に念願のJ1クラブからのオファーを勝ち取った。

「出来るだけ早く(J1に)というのがあった。この年末にオファーがくるとは限らないし、オファーが来た段階で行きたいと思っていた。そこまで悩みはしなかった」

 英語が堪能なことも、外国籍選手の多い神戸ではアドバンテージになっている。FWウェリントンやFWルーカス・ポドルスキとは英語でコミュニケーションをとっており、MFアンドレス・イニエスタは英語があまり得意ではないというが、「とにかく常にいい位置にいる。チームには本当に大きな存在になるんじゃないかなと思います」と別格の存在感で問題がないことを強調する。

「チームとしては勝っていかないといけない。今日なんかは最悪引き分けでも良かったと思うけど、そういう試合を落としていてはいけない。失点シーンなんかでも行くのか行かないのかがはっきりしなかったので、やられてしまった。あの場面については自分が行くべきだったんじゃないかなと思うので改善していきたいです」

 ただしJ1でやれている充実感を感じている。この日は味の素スタジアムでのJ1リーグ戦史上3番目となる4万4801人の大観衆の中で行われた。「こんな経験は初めてですね」と大観衆に目を丸くした大崎。「自分はあのくらいいてくれた方がテンションもあがるし、モチベーションも上がる。すごくやりやすかったですね」。モデル顔負けのルックス。チームの飛躍と共に知名度を上げれば、人気に火がつく日もそう遠くはないはずだ。

(取材・文 児玉幸洋)
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