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インハイ初勝利の札幌大谷はV候補撃破の昌平と3回戦。赤坂「ビビらずに自分たちのサッカーを」

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3回戦で昌平高と戦う札幌大谷高の10番MF赤坂渓也は「ビビらずに自分たちのサッカーをやっていきたい」(写真協力=高校サッカー年鑑)

[8.8 総体2回戦 札幌大谷高 1-1(PK3-1)作陽高 鈴鹿]

 前半終了間際にPKで先制点を与えた札幌大谷高は、風上に立った後半に持ち味の人数を掛けた攻撃が増えていたものの、なかなか得点に結びつけることができなかった。

 それでも「焦れないでやって行こうと話していたので誰も焦ることなく、チャンスは来ると思っていた」と10番MF赤坂渓也(3年)が振り返ったように、札幌大谷は焦れずに攻め続ける。

 そして試合終了3分前の後半32分、MF佐々木康佑(2年)の右足シュートが相手のハンドを誘ってPKを獲得。これを代役でキッカーを務めた赤坂が「PKは自信がある」と右足で右に沈めて同点に追いついた。

 田部学監督も「あきらめないでやり続けられる」強さを口にしていたが、チームの強みが発揮されての同点ゴール、そしてPK戦勝利だった。これがインターハイ5回目の出場で初勝利。だが、赤坂が「歴史を変えたという部分では大きな一歩。試合の内容的には良くない。幸いにも次がある」と語っていたように、選手、スタッフは試合内容に満足していない。

 3回戦ではV候補の青森山田高(青森)を倒した昌平高(埼玉1)と対戦。赤坂は「チームとしてはカウンターで獲れるところも、しっかり攻撃の枚数をかけられるところも大谷の特長。(相手が)格上というのは分かるんですけれども、ビビらずに自分たちのサッカーをやっていきたい」と意気込んだ。相手は強敵だが、内容にもこだわって勝つ。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2018

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