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補強失敗、相次ぐ主力離脱…モウリーニョが悲痛な叫び「ミラクルは起きない」

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会見に臨んだジョゼ・モウリーニョ監督

 マンチェスター・ユナイテッドジョゼ・モウリーニョ監督は、シーズン開幕を前に「ミラクルは起きない」と話している。

 昨シーズン、ユナイテッドはアレックス・ファーガソン氏が退任して以降最高位となるリーグ戦2位フィニッシュを果たしたが、優勝した最大のライバルであるマンチェスター・シティに勝ち点19差をつけられるなど独走を許した。

 タイトル奪還を目指したい今シーズンだが、移籍市場では次々に補強に失敗し、獲得したのはブラジル代表MFフレッジとバックアップGKのリー・グラントのみ。さらに、ロシアW杯を最後まで戦ったロメル・ルカクやポール・ポグバなどの合流が遅れ、ネマニャ・マティッチら主力にケガ人が続出している。

 シーズン開幕戦の前日にあたる9日、モウリーニョ監督は「ノーミラクルだ」と悲観的なコメントを『MUTV』に残している。

「適切なプレシーズンを送れた選手たちはコンディションが整っている。例えば、アレクシス(サンチェス)は多くの試合でプレーし、戦う準備ができている。しかし、W杯の準決勝や決勝を戦い、月曜日(6日)に戻ってきたばかりの選手たちはコンディションが整っていない」

「それに何人かの故障者も出ている。(ネマニャ)マティッチがW杯後に手術が必要になるとは予期していなかった。それに(ディオゴ)ダロットも状態が回復するまでに2か月程度を要する」

 アンデル・エレーラ、セルヒオ・ロメロ、マルコス・ロホ、主将のアントニオ・バレンシアも10日の開幕戦には間に合わないと明かしたモウリーニョ監督は、「今は深刻な状態だ。もうフレンドリーマッチでもないし、準備期間でもない。これからは勝ち点が重要だ。困難な状況の中でも勝ち点を取るために全力を尽くさなければならない。明日の開幕戦は勝利のために戦う必要がある」と意気込みを語った。

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