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G大阪“ツネ様チルドレン”が躍動して体制初勝利!先発抜擢の一美「いい所を出せた」

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J1初出場だったFW一美和成だったがFC東京を相手に堂々としたプレーをみせた

[8.10 J1第21節 G大阪2-1FC東京 吹田S]

 ガンバ大阪が5月2日の仙台戦以来、9試合ぶりの白星をあげた。宮本恒靖監督にとっては、体制4戦目で嬉しい初勝利になった。

 宮本監督は17年よりG大阪U-23を指揮。未来のG大阪を背負う選手たちとJ3リーグで鍛錬を続けた。そこで中核を担った選手たちをトップチームでも抜擢。市立船橋高から加入して2年目のMF高宇洋をこれまで4試合すべてで先発で起用するなど、改革を進めている。

 そして初勝利をあげたFC東京戦では、FWファン・ウィジョがアジア大会を戦う韓国代表に合流した影響もあり、大津高から加入して3年目のFW一美和成をJ1初出場初先発させた。

 一美の起用について、指揮官は「FC東京のCBを相手に少しでもフィジカルの強い選手が欲しかった」と意図を説明。「紅白戦を見ていても、J1の選手を相手に十分できるんじゃないかなと見ていた」と確信があっての起用だったと話すと、「チャンスを掴んでほしいという意味では落ち着いてやれていた」と評価した。

 宮本監督とは試合後、「何にも言われていないけどがっちりと握手してもらった」という一美。「最初はちょっと緊張していた」と初々しく振り返ったが、「ファーストプレーが上手くいったので良かった。得点は取ることが出来なかったけど、自分のいい所を出せた」と手ごたえを感じた様子だ。

 高、一美のほかに、1点リードの後半27分からはMF高江麗央も出場。逃げ切りには失敗したが、高江は後半アディショナルタイム5分に起点となるプレーでFWアデミウソンの劇的決勝弾を呼び込んだ。

 これら3選手の他にも、ベンチ入りしたMF食野亮太郎やMF市丸瑞希、MF福田湧矢といった若手有望株がまだまだ控えている。“ツネ様チルドレン”の活躍が本格的な残留争いに突入する終盤戦でもカギを握ることになりそうだ。

(取材・文 児玉幸洋)
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