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大島僚太の「遅すぎた」今季初ゴールがV弾!川崎Fが逆転で清水下して2連勝

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大島僚太が逆転ゴールで勝利に導く

[8.11 J1第21節 清水1-2川崎F アイスタ]

 J1リーグは11日、第21節2日目を行った。IAIスタジアム日本平では清水エスパルス川崎フロンターレが激突。1-1で迎えた後半19分にMF大島僚太が決勝点を挙げた川崎Fが2-1で逆転勝利をおさめた。

 前節・鹿島戦(0-1)で後半アディショナルタイムに決勝点を許し、4試合ぶりの黒星を喫した清水。MF石毛秀樹に代えてMFミッチェル・デュークをスタメンで起用し、2試合ぶりの白星を狙う。対する川崎Fは、エースFW小林悠の2ゴールにより連敗を免れた横浜FM戦(2-0)と同じ11人を送り出した。

 川崎Fはキックオフ直後に決定機。前半1分、自陣ハーフェーライン付近からMF中村憲剛がダイレクトでスルーパス。これに反応し、抜け出した小林悠がGKとの1対1から右足を振り抜くが、GK六反勇治に防がれた。清水も5分にチャンスが訪れる。DFファン・ソッコの縦パスをFWドウグラスが落とし、PA右手前からMF金子翔太が左足一閃。鋭いシュートだったが、わずかに枠上に外れた。

 両チームの決定機により熱を帯びるスタジアム。そんな中、前半5分にスコアが動いた。センターサークル内で相手のパスをカットした清水は、左サイドからデュークが低いクロスを供給すると、ドウグラスが1トラップで反転し、左足を振り抜く。これがゴール右に決まり、ホーム4連勝中の清水が先手を取った。

 反撃に出る川崎Fは、前半19分に中村が右足ミドルシュート、29分には左サイドからDF登里享平から上げたクロスをMF家長昭博がヘディングシュートを放つなど、攻撃の圧力を強めていく。すると、32分に憲剛が右へサイドチェンジ。DFエウシーニョのクロスから小林悠がヘディングシュートを叩き込み、1-1と試合を振り出しに戻した。

 前半40分、清水にアクシデント発生。先制点を挙げたドウグラスがMF守田英正のキープするボールを奪いにいこうとすると、守田の頭部がドウグラスの側頭部に衝突。脳震盪の疑いによりドウグラスがMF石毛秀樹との交代を余儀なくされた。

 後半もボールの主導権を握ったのは川崎F。中村、大島が長短のパスを前線だけでなく、サイドにタイミングよくボールを送り、相手の守備に揺さぶりをかける。清水が後半17分にデュークに代えてFW村田和哉を入れる中、その2分後に川崎Fが逆転に成功する。19分、MF阿部浩之がPA中央の小林悠にくさびのパスを入れ、横パスを後方から走り込んだ大島が右足ダイレクトで沈め、2-1とした

 その後、清水の猛攻を受けた川崎Fは後半31分に中村を下げてMF鈴木雄斗、32分に阿部を下げてMF齋藤学を投入。清水も39分に最後の交代カードを使い、MF河井陽介をFW長谷川悠に代えて攻勢に出た。しかし、川崎Fが1点のリードを守り抜き、2-1で逆転勝ち。接戦をものにした。

 決勝点の大島は試合終了後のインタビューで「立ち上がりから押し込んでいければよかったが、自分たちのミスから失点して苦しくなった。だが、みんなで急ぎすぎることなく攻撃することができたのが良かった」と振り返ると、今季リーグ戦初ゴールについては「落ち着いて蹴ることができた。遅すぎたと思うが、これからも取れるようにと思っている」と、得点量産を誓った。

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