奥埜先制ヘッドの仙台、好調・西村がダメ押し弾で柏に快勝
[8.11 J1第21節 柏0-2仙台 三協F柏]
J1第21節では、暫定13位柏レイソルと同12位ベガルタ仙台が対戦し、2-0で仙台が快勝。4試合ぶりの勝ち点3を獲得した。
DF鎌田次郎が出場停止の最終ラインに今夏加入のDFナタン・ヒベイロを初先発させた柏。連敗を「4」で止めた前節・札幌戦(○2-1)で移籍後初得点を決めたMF瀬川祐輔をトップに、ここまで8得点のFW江坂任をトップ下に置いた。
磐田との前節に敗れ(●2-3)、2連敗となった仙台は、その磐田戦から先発2選手を入れ替え。途中出場で磐田戦で得点したFW阿部拓馬を4試合ぶりに、MF関口訓充を6試合ぶりにスタメンで起用。チーム得点王のFW西村拓真(8得点)と今夏加入のFWハーフナー・マイクはベンチスタートとなった。
[スタメン&布陣はコチラ]
開始4分にチャンスをつくった仙台。阿部がペナルティエリアのFW石原直樹にラストパス送るも、石原のコントロールが流れてしまい、ゴールライン際から放ったシュートはGK桐畑和繁にキャッチされてしまう。
事なきを得た柏は、その後チャンスを次々と築いていく。9分にはFW伊東純也が瀬川とのワンツーからミドルシュートを狙うも、ボールは枠を外れてしまう。その1分後には、伊東のアーリークロスを江坂が頭で捉える。しかし、シュートはGKシュミット・ダニエルのセーブに阻まれてしまう。さらに11分、FWクリスティアーノのシュートがゴールマウスに向かったが、再びGKシュミットが防ぎ、得点を動かすことができない。
仙台の前線で貪欲に得点を狙う阿部は、13分には単身ドリブルからDFをかわしてペナルティエリア内でシュートまで持ち込むと、前半終盤にはMF蜂須賀孝治のクロスを処理して素早くシュートを放ったが、いずれもゴールに結びつけることはできない。
前半最大の決定機は33分、MF小泉慶の縦パスを受けた伊東がDF板倉滉を背負いながらも反転して前を向いてペナルティエリアに入ると、GKとの1対1を迎えたが、追いついたDF平岡康裕がカバーに入ってピンチを防いだ。
後半頭から瀬川を下げてFW中川寛斗を入れた柏。開始3分にはMF手塚康平のスルーパスに抜け出した伊東がシュートを狙ったが、間合いをつめたGKシュミットが身体に当ててチャンスを潰す。
試合が動いたのは14分。自陣から大きな展開でボールをつないだ仙台が、左サイドに。ショートパスで逆サイドまで持っていくと、最後は阿部のクロスをMF奥埜博亮が頭でそらす。これが柏ゴールに吸い込まれ、仙台が1点を先行する。
仙台はDF永戸勝也が交代出場から1分後にチャンスを創出。低い位置から送ったクロスが最前線の阿部に通ると、DF2人を振り切ってGKとの1対1に。シュートはGK桐畑が鋭い反応でセーブすると、こぼれ球につめた阿部のシュートも再びストップし、追加点を与えなかった。
前線に人数をかけるが、ゴールは遠い柏。カウンターを狙う仙台は、途中出場のFW西村拓真がDFパク・ジョンスをかわすと、約50mを独走して最後は右足で決め切り、2-0とする。
柏は交代枠を3つ使い切り、猛攻を仕掛けるが、仙台守備陣がゴール前を固く閉ざす。仙台は最後まで運動量豊富に守ると、柏を最後までノーゴールに抑えて4試合ぶりの無失点で90分を終えた。
前節、中断明け初勝利を挙げた柏だが、今季初の連勝を飾ることはできなかった。
(取材・文 奥山典幸)
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DF鎌田次郎が出場停止の最終ラインに今夏加入のDFナタン・ヒベイロを初先発させた柏。連敗を「4」で止めた前節・札幌戦(○2-1)で移籍後初得点を決めたMF瀬川祐輔をトップに、ここまで8得点のFW江坂任をトップ下に置いた。
磐田との前節に敗れ(●2-3)、2連敗となった仙台は、その磐田戦から先発2選手を入れ替え。途中出場で磐田戦で得点したFW阿部拓馬を4試合ぶりに、MF関口訓充を6試合ぶりにスタメンで起用。チーム得点王のFW西村拓真(8得点)と今夏加入のFWハーフナー・マイクはベンチスタートとなった。
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開始4分にチャンスをつくった仙台。阿部がペナルティエリアのFW石原直樹にラストパス送るも、石原のコントロールが流れてしまい、ゴールライン際から放ったシュートはGK桐畑和繁にキャッチされてしまう。
事なきを得た柏は、その後チャンスを次々と築いていく。9分にはFW伊東純也が瀬川とのワンツーからミドルシュートを狙うも、ボールは枠を外れてしまう。その1分後には、伊東のアーリークロスを江坂が頭で捉える。しかし、シュートはGKシュミット・ダニエルのセーブに阻まれてしまう。さらに11分、FWクリスティアーノのシュートがゴールマウスに向かったが、再びGKシュミットが防ぎ、得点を動かすことができない。
仙台の前線で貪欲に得点を狙う阿部は、13分には単身ドリブルからDFをかわしてペナルティエリア内でシュートまで持ち込むと、前半終盤にはMF蜂須賀孝治のクロスを処理して素早くシュートを放ったが、いずれもゴールに結びつけることはできない。
前半最大の決定機は33分、MF小泉慶の縦パスを受けた伊東がDF板倉滉を背負いながらも反転して前を向いてペナルティエリアに入ると、GKとの1対1を迎えたが、追いついたDF平岡康裕がカバーに入ってピンチを防いだ。
後半頭から瀬川を下げてFW中川寛斗を入れた柏。開始3分にはMF手塚康平のスルーパスに抜け出した伊東がシュートを狙ったが、間合いをつめたGKシュミットが身体に当ててチャンスを潰す。
試合が動いたのは14分。自陣から大きな展開でボールをつないだ仙台が、左サイドに。ショートパスで逆サイドまで持っていくと、最後は阿部のクロスをMF奥埜博亮が頭でそらす。これが柏ゴールに吸い込まれ、仙台が1点を先行する。
仙台はDF永戸勝也が交代出場から1分後にチャンスを創出。低い位置から送ったクロスが最前線の阿部に通ると、DF2人を振り切ってGKとの1対1に。シュートはGK桐畑が鋭い反応でセーブすると、こぼれ球につめた阿部のシュートも再びストップし、追加点を与えなかった。
前線に人数をかけるが、ゴールは遠い柏。カウンターを狙う仙台は、途中出場のFW西村拓真がDFパク・ジョンスをかわすと、約50mを独走して最後は右足で決め切り、2-0とする。
柏は交代枠を3つ使い切り、猛攻を仕掛けるが、仙台守備陣がゴール前を固く閉ざす。仙台は最後まで運動量豊富に守ると、柏を最後までノーゴールに抑えて4試合ぶりの無失点で90分を終えた。
前節、中断明け初勝利を挙げた柏だが、今季初の連勝を飾ることはできなかった。
(取材・文 奥山典幸)
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