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浦和、8戦ぶり黒星…高橋秀人が決勝弾の鳥栖、虎の子の1点守り抜いて今季初の2連勝

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浦和レッズを下したサガン鳥栖が今季初の2連勝を飾った

[8.11 J1第21節 鳥栖1-0浦和 ベアスタ]

 J1は11日に第21節を開催し、ベストアメニティスタジアムでは、17位のサガン鳥栖と、ここ7戦無敗(3勝4分)で8位の浦和レッズが対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は後半8分にMF高橋秀人の得点で先制した鳥栖が逃げ切って1-0の完封勝利を収めて今季初の2連勝を飾った。

 ホームの鳥栖は8月5日のC大阪戦(○1-0)から先発1人を入れ替え、出場停止明けのFW小野裕二が先発復帰。一方、アウェーの浦和は前節甲府戦(△0-0)から先発の入れ替えはなく、同じ11人がスターティングメンバーに名を連ねた。

 序盤から浦和がボールを保持する展開となるが、鳥栖守備陣の粘り強い対応に遭ってなかなかフィニッシュまでは持ち込めない。前半19分にはDFマウリシオの縦パスを受けたFWファブリシオが放った思い切りの良いロングシュートが枠を捉えるが、横っ飛びしたGK権田修一に弾き出されてしまう。一方の鳥栖は同27分、FW金崎夢生がPA外から鋭い右足シュートを放つも、GK西川周作に阻まれてしまった。

 前半38分にはファブリシオの丁寧な落としに反応したFW武藤雄樹が狙いすました左足シュートを放つが、ボールはポストを叩いてネットを揺らすには至らなかった。

 0-0のまま後半を迎えると、同8分、MF原川力が蹴り出したCKに飛び込んだMF高橋秀人が体を投げ出してヘディングで突き刺し、鳥栖が先制に成功した。1点のビハインドを背負った浦和は同14分、中央に切れ込んだ武藤のラストパスに走り込んだMF宇賀神友弥が抑えの利いたシュートを放つも、権田の守備範囲に飛んでしまう。

 後半15分には敵陣深くでMF青木拓矢からボールを奪い取ったFWフェルナンド・トーレスが、ゴール前でフリーになったFW金崎夢生へラストパス。しかしコントロールミスした金崎が至近距離から放ったシュートは、好反応を見せた西川にストップされてしまった。同20分には浦和ベンチが動き、MF阿部勇樹とDF森脇良太を同時投入。阿部にとってJ1リーグ通算550試合目の出場となった。

 さらに後半30分にはFW興梠慎三に代えてFW李忠成をピッチへと送り込んだ浦和が、状況を打開しようと試みるが最後までゴールを奪えず。逃げ切った鳥栖が1-0の完封勝利を収めた。敗れた浦和は8試合ぶりの黒星を喫している。

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