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「みんなのサポートがあったから」山梨学院“中盤の仕事人”MF市川大葵は仲間たちに感謝

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山梨学院高MF市川大葵は守備面での貢献度大きく、日本一に貢献。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[8.13 総体決勝 桐光学園高 1-2(延長)山梨学院高 鈴鹿]

「歴史に名を残したことは嬉しい。山梨学院の夏の初優勝ということも、(総監督の)横森さんを胴上げできたことも嬉しいと思いました」

 山梨学院高の守備において欠かせない役割を果たしていたMF市川大葵(3年)は全国制覇を素直に喜んでいた。U-16日本代表の強力アタッカー、FW西川潤を擁する桐光学園高との決勝戦では、攻守のバランスを取る部分やセカンドボールの回収を意識しながら、西川に自由を与えないようにプレー。「セカンドボールの回収だったり、西川潤に入った後の挟み込みだったり、そういうところで良いところを出せたかなと思います」と充実の表情を見せていた。

 今回のインターハイのハイライトは2回戦のV候補・市立船橋高戦。U-17日本代表MFの井上怜をマンツーマンマーク。自ら決勝点を決めて1-0の勝利に貢献した。その市立船橋戦をはじめ、今大会はディフェンシブなボランチとして奮闘。“中盤の仕事人”として存在感を放った市川は「守備での役割が多くて、それを全うできたかなと思います。今後の自信に繋がるかなと思います」と胸を張った。

 表彰式後に口にしたのは仲間たちへの感謝だ。「この優勝というのは、みんなのサポートがあったからで応援してくれた人たちにも感謝しつつ、今後もっとステップアップしていけたらと思います。もっともっと自分を磨いていって夏冬連覇できるように、一体感を持って冬に向けて良い準備ができたら良い」。個人としては、攻撃面などをよりレベルアップさせて冬を迎える。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2018

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