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冬への“宿題”残すも、山梨学院の185cmFW安田は走りと収める部分でV貢献

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全国制覇に笑顔の山梨学院高FW安田正太郎。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[8.13 総体決勝 桐光学園高 1-2(延長)山梨学院高 鈴鹿]

 選手権へ向けての“宿題”は残った。「今日まで無得点だったので、この試合で絶対に決めてやろうという思いが強かった」という山梨学院高FW安田正太郎(3年)だが、決勝戦でシュートゼロに。後半10分にFW宮崎純真(3年)の右クロスにわずかに合わず、直後に交代を命じられた。

 それでも、185cmの大型FWは前線へのロングボールを入れる攻撃の中で奮闘。懸命に走り、ボールを追っていた安田は跳躍を繰り返し、その高さを活かしてチャンスに絡むシーンもあった。

「決められなかったんですけれども、チームのために走るだったり、収めるだったりをしようと自分の中で思っていたので、それを試合を通して出せていたと思います」。確かに得点はできずに今後へ向けての“宿題”は残った。それでも、チームのためにハードワークすることはやり抜いた。

 次は全国舞台でゴールを決めることを目指していく。「全国優勝したという自信があるので、それをエネルギーに変えて点を取っていきたいなと思います。この大会を通してみんなで成長できた部分があるので、それを活かしてさらに上に行きたいです」。全国優勝したことを良い意味で自信にして、冬はさらなる活躍、ゴールと夏冬連覇を狙う。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2018

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