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“主役級“の活躍見せた桐光学園の2年生エースFW西川、選手権で日本一に再挑戦

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前半20分、桐光学園高FW西川潤が先制ヘッド。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[8.13 総体決勝 桐光学園高 1-2(延長)山梨学院高 鈴鹿]

「逆転負けしてしまって、残念です」。初の全国制覇を逃した桐光学園高のU-16日本代表FW西川潤(2年)は敗戦の悔しさを滲ませながらコメントしていた。

 U-16日本代表のエースは今回のインターハイで計6得点をマークして“主役級”の活躍を見せた。準々決勝では圧巻の4人抜きゴールを決めるなど3得点を記録し、準決勝でもカウンターから値千金のゴール。抜群の攻撃力を発揮した一方、守備面での貢献度も大きかった。

 決勝戦では前半からその身のこなし、抜群のキープ力で会場を沸かせていた。前半20分にはMF中村洸太(2年)の右クロスから「良いボールが来たので頭で合わせることを意識していました」と滞空時間の長いヘディングシュートを決めて先制点を奪う。

 その後もスルーパスなどでチャンスメークしていたFWは後半アディショナルタイムにボディフェイントでDFを鮮やかに抜き去って決定的な左足シュートを放った。だが、GKにファインセーブされると、その流れからカウンターを受けて失点。延長戦で勝ち越されて準優勝に終わった。

 西川は「準優勝という結果に満足せずにやっていきたい」。警戒されていてもそれを上回るような動きで対戦した強豪校の驚異になったFWは、さらにスケールアップして選手権で日本一を達成する。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2018

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