beacon

5年ぶり4連勝名古屋、ジョー4戦7発絶好調も…次節トーレスとの競演は「残念」出場停止でお預け

このエントリーをはてなブックマークに追加

4戦7発と絶好調のFWジョー

[8.15 J1第22節 横浜FM1-2名古屋 日産ス]

 名古屋グランパスが13年以来、5年ぶりとなる4連勝で、4月14日の第8節以来となる最下位を脱出した。

 名古屋のエースが止まらない。夏の移籍市場はMFアンドレス・イニエスタの加入で一色となっているJリーグだが、開幕前の段階では、昨季ブラジル全国選手権得点王のジョーが、最も大物助っ人として注目を集めた。

 しかし開幕戦で得点するなど存在感を示していたが、その後、チームの低迷とともに失速。ちょうど半分の17試合を6ゴール。期待値からすると物足りない成績に終わっていた。

 ただ大補強で変貌を遂げた名古屋にあって、ジョーのコンディションも上昇。8月1日の仙台戦から4試合連発。その間7発を決め、得点ランキングでも一気に首位のFWパトリック(広島)に3ゴール差と迫った。

「みんなチームが必死で頑張っている結果」と満足げに振り返ったジョー。この日の先制点の場面など「自分の足もとに収まってラッキーな部分がある」としながらも、「落ち着いて決められたのは集中力が高かったことだと思う」と自信満々に答える。風間八宏監督も「相手の最終ラインが怖がっている。ボールを受けてくれるし、守備でも早くいいポジションをとってくれる。得点は彼の才能だと思う」と絶大な信頼を寄せていた。

 しかし前半38分に受けてしまったイエローカードによって、次節、19日にホームで行う鳥栖戦は出場停止。FWフェルナンド・トーレスとの注目対決はお預けになった。「本当に残念」と苦笑いを浮かべたジョーは、「サッカーでは起こることなので、外からしっかりと応援します」と切り替えていた。

(取材・文 児玉幸洋)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ

TOP