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森保監督「私が言わずとも…」 U-21代表、“意識の変化”で4得点

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U-21日本代表を率いる森保一監督

[8.16 アジア大会GL第2節 U-21日本4-0パキスタン チカラン]

 初戦ネパール戦では22本のシュートを放ちながらも、わずか1点に終わった。しかし、中1日で行われたパキスタン戦では対戦相手の違いこそあるものの、ある意識の変化によって4ゴールを奪って快勝した。

 ネパール戦では引いた相手に苦しめられ、なかなか攻撃の形を作れなかった。ショートパスをつなぐ場面が目立ち、密集地帯となった相手ゴール前まで侵入できず。試合後に選手たちは「足元だけにならずに裏を狙う選手をシンプルに使ったり、クロスから得点を狙うのは、引かれると大事になってくる」(MF三好康児)、「クロスを入れたり、幅を広げた攻撃をしていかないと、引いた相手に対しては難しい」(DF立田悠悟)と課題として挙げていた。

 しかし、パキスタン戦では前半2分にDF岡崎慎(FC東京)が送ったロングボールから最終ライン裏に抜け出したFW岩崎悠人が先制点を叩き込む。いきなり試合を動かすと、その後も場面に応じてサイドチェンジ、クロス、スルーパスを使い分け、ダイナミックな展開からゴールに迫った。

 チームを率いる森保一監督も、「第1戦のことを振り返っても『もっと背後をつけたんじゃないか』と選手に伝えた。だが私が言わずとも、『もっと背後を狙えた』と(会見での)岩崎のコメントがあったように、選手が考えてくれていてチームとして狙えたと思う」と振り返っている。結果、1-0で勝利を収めながらも、引いた相手に苦しめられたネパール戦とは異なり、課題として挙げられていた「2点目」を記録するだけでなく、4点を奪っての快勝となった。

「ネパール戦の戦いを踏まえて、選手たちが得点という結果にこだわって4点取れたことは良かった」

 指揮官はそう語りつつ、次戦以降へとすぐさま視線を向ける。19日のグループリーグ第3戦では、今年1月のAFC U-23選手権で準優勝となったベトナムと対戦し、決勝トーナメントではアジアのさらなる強国が待ち構えている。「この2試合の対戦より、これからのベトナム、決勝トーナメントと続けていく戦いの中でさらに強い相手、厳しい相手が待っている。2連勝に満足することなく高いレベルを目指してやっていきたい」と勝って兜の緒を締めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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