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[SBSカップ]U-18代表FW宮代、ノルマクリアの決勝ゴールも「1点じゃ満足できない」

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前半26分、先制ゴールを決めたU-18日本代表FW宮代大聖(川崎F U-18)がガッツポーズ

[8.16 SBSカップ第1節 U-18日本代表 1-0 U-18オーストラリア代表 藤枝総合]

 “アジアのライバル”U-18オーストラリア代表から決勝ゴール。縦突破から判断を変えて左横に持ち出し、最後はわずかに空いたコースへ正確な左足シュートをねじ込んだ。「いつも練習中に、ああやって右足でカットインして左足でシュートという形をやっていたから、練習が感覚的に出た」というファインショット。だが、U-18日本代表FW宮代大聖(川崎F U-18)は全く満足していなかった。

「もう1点、もう2点というのは獲れたし、チャンスもあった。それを決めきれないのは課題。1点じゃ満足できないので。もっと厳しい試合になってくると、1-0では勝てない試合も出てくると思う」

 宮代が毎年目標に掲げているのは1試合1得点以上を獲っていくこと。昨年のU-17ワールドカップで世界を経験し、高校3年生にして川崎Fトップチームとプロ契約を結んだストライカーはこだわりを持ってプレーしている。

 この日は目標通りにゴールを決めたが、FWとしてチャンスある限り貪欲にスコアを狙い、チームを楽にするのは当然のこと。右アーリークロスに飛び込むシーンなどチャンスもあっただけに、そこでしっかりと「2点目」を決められる選手にならなければならない。

 ポストプレー、ドリブル、パスでもアベレージ高いプレーをする万能型FWは残り2試合、1試合1得点以上を継続し、貪欲に2点目、3点目を奪い取っててチームの勝利に貢献する。 

(取材・文 吉田太郎)
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