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サッカー界で一番多い名前?早稲田大MF田中雄大「一番最初に出てくるように」

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早稲田大のルーキーMF田中雄大

 サッカー界に不思議と多い『田中雄大』。北海道コンサドーレ札幌のDFやSC相模原のGKら、ゲキサカにある名鑑だけでも5選手がいる。「一番最初に出てくるようになりたい!」。桐光学園から今年、早稲田大に進学したMF田中雄大に意気込みを語ってもらった。

―サッカー界に田中雄大という名前が多いのは知っていますか?
「知っています。Jリーガーもたくさんいますよね。サッカー界の田中雄大と言えば俺だと?そうですね。一番最初に出てくるようになりたいですね」

―高校時代を振り返って。
「去年の桐光の1年はほぼ勝てなかったので、今年早稲田で、真逆のシーズンを送っている感じです。今は気持ちよくサッカーができていますね。高校選手権に出ていないのは悔しいと言うか、いまでも心残りです。でも高校選抜に行けたので、選手権に出ていない中でこれだけやれたというのは自信になっています」

―大学では前期リーグ戦でデビューも飾りました。大学サッカーで感じることは?
「関東リーグに2試合スタメンで出させて貰いました。高校とは違ったスピードを感じました。また4年生がいる、今までは2個上が最高でしたが、3個上がいるというのは変わったというか、チームの雰囲気が変わったなと感じます」

田中雄大(1年=桐光学園高)


―早稲田に進んだ経緯は?
「夏くらいに声をかけてもらって、スポーツ推薦で入らせてもらいました。これ以上のお話はないと思いましたし、名誉なことだと思ったので、即決めました。桐光からスポーツ推薦は初めてのようです」

―初めて親元を離れての寮生活。
「最初は嫌だな、家の方が楽だなというのはありました。実家は高校まで2駅くらいのところでしたし。でも今は楽しいですし、慣れてきました。ご飯は出るので作ることはないけど、生活面でやらなきゃいけないことが多いです。人間として成長できるかなと思います。プロになるためには、必要になってくることだと思います」

―寮や練習場から学校は少し離れている。
「高校の時は移動がなかったので、今は所沢で授業を終わってから移動して練習です。小手指からバスが出ているので40分くらいですね」

―勉強も大変なのでは?
「今のところはそんなに困っていないです。順調に単位が取れればいいなと思っています。でも早稲田は本当にすごい人ばかり。個人競技も世界大会に出た人がゾロゾロいて。学校に行くだけで普通に凄い人がいるので、刺激にはなります」

田中雄大(1年=桐光学園高)


―早稲田に入って凄いと思った選手はいた?
「相馬(勇紀)君は偉人です。高校で小川(航基)君を見ているけど、同じくらいの衝撃です。小川君も本当にすごかったですけど。相馬君はむちゃくちゃ早いです」

―目標としている選手はいますか?
「目標としているのは大島僚太選手(川崎F)です。動画とかを観て、小さくてもできるということを証明してくれていると思う。自分もそういう選手になりたいです」

(取材・文 児玉幸洋)
●第92回関東大学L特集

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