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ついに降格圏脱出!! 連勝止まらぬ名古屋、ジョー不在も堅守鳥栖から3得点

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先制点を決めた名古屋グランパスDF金井貢史

[8.19 J1第23節 名古屋3-0鳥栖 パロ瑞穂]

 J1リーグは19日、第23節を各地で行い、降格プレーオフ圏の16位に沈む名古屋グランパスが15位のサガン鳥栖とホームで対戦した。エースを欠きながらも3-0で勝利し、これで破竹の5連勝。勝ち点を25に積み上げ、鳥栖を上回って降格圏を脱出した。

 名古屋は前節横浜FM戦(○2-1)から先発1人を変更。FWジョーが累積警告で出場停止となり、東海学園大在学中の特別指定選手MF児玉駿斗が6試合ぶりにスタメン入りした。対する鳥栖は前節川崎F戦(△0-0)と同じ11人で臨んだ。

 先にチャンスをつくったのは名古屋。前半12分、右サイドに開いたFWガブリエル・シャビエルのカットインシュートはGK権田修一がキャッチ。対する鳥栖は同16分、MF原川力のスルーパスからFW金崎夢生が狙ったが、GKランゲラックがビッグセーブを見せた。

 すると前半21分、名古屋がスコアを動かす。MF小林裕紀の縦パスを起点にMF児玉駿斗がつなぐと、オーバーラップを見せたDF金井貢史がFW前田直輝とのワンツーでPA内に突破。GKとの1対1を右足シュートで制し、ファーのサイドネットに流し込んだ。

 鳥栖は前半28分、得意のドリブル突破からPA内に切れ込み、FWフェルナンド・トーレスにパス。ここまで6試合無得点のスペイン代表FWがダイレクトで合わせるも、大きく枠を外れた。その後もF・トーレスにボールを集めた鳥栖だったが、前半は無得点のまま終わった。

 先に動いたのは名古屋の風間八宏監督。後半10分、児玉に代わってMF和泉竜司が投入された。ややペースを取り戻しつつあった鳥栖は同15分、中央でのボール奪取からF・トーレスと金崎がカウンター気味に抜け出すも、PA近くでワンツーの精度を欠いて決定機には至らなかった。

 すると後半19分、名古屋が追加点を奪う。PA外でこぼれ球を拾ったMF玉田圭司が後方に落とすと、右サイドに開こうとしたMFエドゥアルド・ネットが左足アウトサイドでクロスを配球。左サイドの大外から走り込んだ和泉がボレーで叩き込み、リードが2点に広がった。

 鳥栖は後半20分、MF福田晃斗に代わって徳島から加入したばかりのMF島屋八徳が投入され、これがJ1デビュー戦。さらに同23分、DF小林祐三を下げてDF安在和樹を送り込み、フォーメーションを3バックに変えることで反撃に弾みをつけた。

 ところが名古屋が止まらない。後半30分、負傷したE・ネットに代えて早稲田大所属のMF相馬勇紀を入れると、直後の玉田のシュートは権田に阻まれたが、こぼれ球を前田がプッシュ。3-0として試合を決定づけた。ここ5試合で1失点だった鳥栖は守備が崩壊し、3試合ぶり敗戦。再び降格プレーオフ圏に転落した。

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