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ミスから失点で大会初黒星…森保監督「自分自身反省している」

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U-21日本代表を率いる森保一監督

[8.19 アジア大会GL第3節 U-21日本0-1ベトナム チカラン]

 首位通過が懸かった一戦で今大会初黒星を喫した。攻撃陣が不発に終わり0-1の完封負け。この結果、U-21日本代表はグループリーグ2位通過で決勝トーナメントに進出することになった。

 試合前に決勝T進出は決まっていたが、当然勝利だけを目指していた。だからこそ、森保一監督は「まずは敗戦したことが残念」と肩を落とす。何より悔やんだのが、ゲームプランを崩した試合開始早々の前半3分に喫した失点だった。GKオビ・パウエル・オビンナ(流経大)のパスをMF神谷優太(愛媛)がコントロールミスしたところを奪われ、あっという間に先制点を奪われてしまった。

「相手に我々のミスから得点を与えて勢い付かせてしまい、苦しい展開、難しい展開にしてしまった」

 対戦相手のベトナムは1月に行われたAFC U-23選手権の準優勝チームであり、さらにオーバーエイジとして3選手を招集。第1戦のネパール、第2戦のパキスタンと比べても格上であり、「まったく違う展開、強度の高い試合になると言っていた」と警戒を示していた。

 しかし、「少し選手がリスペクトし過ぎた部分はある」と相手を意識し過ぎたと感じているだけでなく、「選手はやる気を持って臨んでくれたが、私の働きがけがうまくいっていれば、入りの部分とか、チャレンジする姿勢を持てていたのかなと、自分自身反省している」と試合の入り方に課題を残した。

 24日の決勝トーナメント1回戦では、グループリーグで韓国を2-1で下したマレーシアと対戦。「試合を見ていないので戦い方は分からないが、強い韓国に勝った強いマレーシアだと思うので、最善の準備をして戦いに臨みたい」と中4日と期間が空く次戦に向けて、調整を進めていく。

(取材・文 折戸岳彦)
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