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桐光の“逸材”西川潤、ストリートが自分の原点 #ファントムを探せ

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桐光学園高 FW西川潤(2年)

#ファントムを探せ インタビューVOL.1 桐光学園高 西川潤(2年)

 ナイキフットボールから、革新的なフィット感とボールコントロール精度を高める新たなスパイク「PHANTOM VSN(ファントム ビジョン)」が登場した。「ファントム」とは決められた役割で動くのではなく、ゲームを掌握し、決定的な仕事までするプレーヤーのことだ。相対した選手には、まるでファントム(ゴースト)に襲われたかのような脱帽せざるをえないプレーを見せつける。そんな得体の知れない「ファントム」なプレーヤーは日本に存在するのか。はたまた現れるのか。近い将来日本を背負うことを期待された逸材たちにインタビューし、「ファントムとは何か」に迫っていく。第1回は、2018インターハイでチームを準優勝に導いた桐光学園高FW西川潤(2年)のプレービジョンに迫る。


―ナイキのニューフットボールスパイク「ファントム ビジョン」を着用した感想は?
「(着用前の説明で)こだわっている部分を聞いて、凄く考えているなと感じて、最初に『軽いな』、と率直に思いました。『履きにくいかもしれない』と説明されたんですけれども、自分はそんなことなかった。足にフィットしていて、プレーしてみてもスピードに乗りやすいし、繊細なボールタッチがしやすいと感じました」

―軽っ!という印象?
「『軽っ!』という感じですね。今まで履いた中でも一番軽いくらいでした」

―軽いことでプレーはどう変化する?
「スピード、そして一歩目が速くなると思います」

―プレー中に特性を意識した部分はある?
「『(インサイドの)三角形の立体面を意識する』、という説明があったので、自分も意識してやってみたんですけれども、実際に止めやすいなという印象です。『吸収する部分があるんだ』、と頭にあると止めやすい。より意識が集中するという感じです」

―他に履いてみて感じた部分は?
「このスパイクは靴紐が表面に出ていないので、それが一番デカイかなと思います。ドリブルでシュート打った時も感じましたけれども、そういうところも全然違いました」

―ファントムは精度を向上させる一足。特に精度をこだわっているプレーは?
「精度で言ったらドリブルですね」

―そのドリブルをどう磨いてきた?
「ファントムの動画を見せてもらっていたんですけれども、ストリートのシーンがありました。自分も小さな時から、上の年代の人と土の公園でやってきて、芝はむしろやっていなかった。(ファントムについての)話を聞いて自分もそうだなと思いました」

―お兄さん(桐光学園OB、元U-16日本代表候補のFW西川公基)たちとストリートでプレーすることで鍛えられてきた。
「お兄ちゃんの年代の人、今大学生とか社会人の人と公園でいつも遊んでいたり、サッカーをしていたので、それが自分の原点だと思っています」

―それで、公式戦で年上の選手と対戦しても動じないのかな。
「メンタル的に上の人とやっても、『小さい頃にやっていたじゃん』みたいな感じが多少ありますね」

―今、精度の部分で足りないところは?
「シュートです。ドリブルで最後まで行けるけれども、スピードに乗った後のフィニッシュのところをもっとこだわってやっていきたい」

―もっと点を獲らないといけない。
「(課題は)ドリブルの後のフィニッシュ、そしてヘディングの技術。そこですね」

―精度を欠いている原因は?
「スピードに乗った中で体幹が足りなかったり、スピードに乗った中で足を振る力が弱かったりする。そこをまずしっかりとつけていきたい」

―このスパイクでサポートされる部分はある?
「スピードに乗った中で芝に刺さりやすいのは、シュートを打つ上で大事だと思います」


―年代別日本代表のエースと言われてきた。
「個人的にはエースか分からないですけれども、自覚を持っている。(19年U-17ワールドカップのアジア)最終予選もすぐなので、自分の存在価値を証明して、チームとしても出場圏内に入れるようにしたい」

―前回のU-17ワールドカップ組に比べると、“谷間の世代”と言われているが。
「みんな、言われているのは感じていると思うし、そこをいかにバイタリティ(活力)にしてやっているかというところでみんな気にしながらやっていると思う。ゴリさん(森山佳郎監督)からも『死ぬ気でやれ』と言われている。(個人的にも)『見てろよ』という感じです」

―ファントムプレーヤーとして、どのような選手でなければならないと考えている?
「結局、自分はFWなんで、キックの精密さがあって、最後決めるプレーヤーでなければならないと今は思います」

―ワールドカップで印象的だったプレーはあった?
「ウルグアイの2トップの駆け引きです。2トップで崩したシーンがあったじゃないですか。カバーニがスアレスに出した後のカバーニの動き方。結構ゴールから離れていたんですけれども出した後に動く。ゴールまで遠かったけれども、そこに走り込んだり、そこにピンポイントで出せる技術というのは凄えなと思いました。サイドチェンジして終わるのではなくて、もう一回自分がゴール前に入って獲ってやるんだというところがストライカーっぽいなと感じました。自分は出したら止まっちゃうと思うので、もう一回入っていく動きは凄いなと思いました」

―同じファントムプレーヤーのデ・ブルイネやコウチーニョのプレーで印象的だったところは?
「コウチーニョはタッチが繊細でドリブルが上手いです」

―西川選手から見ても上手い?
「ネイマールよりも上手いんじゃないかと思うくらい。違うのはタッチですかね。タッチのテンポや精度、カットインからのファーへのシュートの質も高いので凄いと思いました」

―デ・ブルイネについては?
「ワールドカップはあまり見れてないんですけれども、ファントムの映像を見る限り、凄いところにパスを出すなと思います」

―少年時代から見て衝撃的だった選手はいる?
「ムバッペとかですね。今回のワールドカップを見ていて、ムバッペは突破もそうだし、どうやってボール受けるんだろうとか見ていました。『ここにパス出すのか』、と思いましたし、テクニックも発想力もあるし、凄かったです」

―年代別日本代表で対戦した相手にも凄いと感じるような選手はいた?
「去年、自分たちと同じ年の代表でフランスに行ったんですけれども、ポルトガルのキャプテンが凄かったです。左利きで右ウイングの位置から一人で突破して行って、ボコボコにされたのを凄く覚えています」

―今の日本代表の中でファントムプレーヤーだと思う選手と理由は?
「原口元気選手。ベルギー戦のシュートなど、正確なシュートを打つところだったりがパッと浮かんだので」


―個人的に、自分はあの試合が良かったなと思う試合はある?
「今年、早稲田大学と練習試合をして、抜いて決めたシーンは凄く印象に残っています」

―今年はどのような1年を?
「インターハイという大きな舞台があるので、そこで全国に名を知らしめたいというのが一つですし、そういうところで結果を出せるような準備をこれからやっていかないといけない」

―2年後のオリンピックや4年後のワールドカップについては?
「東京オリンピックは年代的には厳しいかもしれないですけれども、(桐光学園の鈴木勝大)監督にもそこは『目指してやっていけ』と言われています。高い目標を持ってやることが大事だと思うので、高いところを意識しながら練習、試合をして、(4年後の)ワールドカップにも出れればいいと思います」

―4年後のワールドカップは20歳。活躍するイメージは?
「10代で活躍している選手も世界にはいるので、負けないように頑張りたいと思います」

―将来の夢、大目標は?
「ワールドカップに出たいというのが大目標にあります。まずは目先の目標をしっかりやっていく」

―鈴木監督も話していたが、慢心することが無いし、大きなことを言わない。
「大きなことを言うのも大事だと思うんですけれども、しっかり足元を見ることも大事かなと思っている」

―現在の自己評価は?
「そんな高くないです。まだまだやれるんじゃないかと思っている」

―現在の活躍も物足りない?
「もっとバンバン活躍してというイメージだった。これから徐々に変えていきたい。結果が出れば自信もついていくと思う。代表でも、自チームでもエースという感じになっている。自分でもエースだと思っているけれども、あまり重みにせずにやっていきたいです」


 現在、ナイキジャパンフットボールTwitter公式アカウントにて「ファントム」プレーヤーの目撃情報を集めている。「こいつはファントムだ!」と思う近くのプレーヤーがいれば、ぜひ推薦してほしい。ゲキサカでは今後も様々なプレーヤーにインタビューし、「ファントムとは何か」に迫っていく。
★ナイキ公式「#ファントムを探せ」の詳細はこちら
http://gonike.me/phantom_vol1

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