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10年ぶり現役復帰を決めた理由は?元日本代表MF福西氏が南葛SCに加入へ

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福西崇史氏が10年ぶりに現役復帰

 元日本代表MFの福西崇史氏(41)が現役復帰することが分かった。22日、東京都1部リーグに所属する南葛SCへの加入が発表された。

 福西氏は現役時代、ジュビロ磐田やFC東京、東京ヴェルディでプレー。J1通算349試合で62ゴールを記録し、Jリーグベストイレブンを4度受賞した。また、日本代表としては2002年日韓W杯、2006年ドイツW杯の日本代表メンバーに招集され、国際Aマッチ64試合7得点を記録。2009年1月に現役引退を表明した。

 今回、福西氏が加入する南葛SCは、1983年に東京都葛飾区を本拠地とする常盤クラブとして設立。2013年には、葛飾区出身で漫画「キャプテン翼」の作者、高橋陽一さんを後援会会長に迎え、クラブ名を同漫画に登場する『南葛SC』に改称した。現在は、東京1部リーグに所属し、Jリーグ加盟を目指している。

 クラブ公式サイトを通じて福西氏は、「このような形での現役復帰を決断したのにはいくつかの理由があります。まずは、南葛SCに深く関わられている高橋陽一先生から熱烈なオファーをいただいたこと。多くのサッカー選手と同じく、『キャプテン翼』を読んでサッカーにハマった自分としては、“リアル南葛SC”でプレーできるということが、本当にうれしいです。加えて、Jリーグを本気で目指している南葛SCのプロジェクトにも賛同させてもらい、自分の力が少しでも役に立てるならばと感じました」と現役復帰の理由を説明した。

 さらに「近い将来、Jリーグの監督として指揮を取ることを目指している自分としては、違うカテゴリーとはいえ、現場の空気を吸い、真剣勝負の場に身を置くことは大きなプラスになると考えています。10年ぶりのピッチ復帰ということで、もちろん、当時のようにはプレーできませんが、やるからにはチームの役に立てるよう、しっかりと身体を作って臨むつもりです。南葛SCが関東リーグ昇格という目標を果たせるように全力で取り組みたいと思います」と意気込みを語った。

●MF福西崇史
(ふくにし たかし)
■生年月日
1976年9月1日(41歳)
■出身
愛媛県新居浜市
■身長/体重
181cm/77kg
■経歴
川東中-新居浜工高-磐田-FC東京-東京V
■代表歴
国際Aマッチ:64試合7得点
W杯(2002年、2006年)
AFCアジア杯(2004年)など
■公式戦通算成績
J1リーグ:349試合62得点
リーグ杯:57試合4得点  
天皇杯:26試合4得点
ACL:6試合1得点 など
■個人タイトル
Jリーグベストイレブン(1999年、2001年、2002年、2003年)

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