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市船10番を背負うエース井上が目指す「ヤバい」プレー #ファントムを探せ

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市立船橋高 井上怜(3年)

#ファントムを探せ インタビューVOL.2 市立船橋高 井上怜(3年)

 ナイキフットボールから、新たなスパイク「PHANTOM VSN(ファントム ビジョン)」が登場した。「ファントム」とは決められた役割で動くのではなく、ゲームを掌握し、決定的な仕事までするプレーヤーのことだ。相対した選手には、まるでファントム(ゴースト)に襲われたかのような脱帽せざるをえないプレーを見せつける。そんな得体の知れない「ファントム」なプレーヤーは日本に存在するのか。はたまた現れるのか。近い将来日本を背負うことを期待された逸材たちにインタビューし、「ファントムとは何か」に迫っていく。第2回は、名門市立船橋高の10番を背負うFW井上怜(3年)のプレービジョンに迫る。

―ナイキの新しいフットボールスパイク「ファントム ビジョン」を着用した感想は?
「フィットするし、今までのスパイクと蹴り心地は違ったと思います。直接、肌に当たっている感じでした。足の当たってくるところが分かるし、『ここで蹴ったらこうなるんだな』と伝わってきていました」

―手にした印象だと、明らかに軽い。
「軽いですし、ナイキは元々フィットしていたので、より締まった感じがします」

―靴紐が外側から見えないデザイン。
「格好良いです。紐が見えない方が自分は好きなので嬉しいです。紐が見えない方が格好良い」

―トラクションについてはどう感じた?
「AG自体を初めて履いたけれど、全然やりやすかったですし、良かったです。これまではHGやFGを履いていました。AGの方が人工芝では良いなと思います」

―トレーニングで履いていたが、ファントムによって引き出された部分はある?
「トラップが苦手。でも、このスパイクはタッチで吸収できる部分があるって説明されたので、気持ち的に余裕を持ってトラップできるかなと感じました」

―ファントムプレーヤーは試合の流れを一つのプレーで変える。技術、精神的な面含めてファントムプレーヤーのイメージは湧いている?
「コウチーニョとか。ワールドカップでめっちゃ良かったし、イメージが湧きました」

―自分がそのようなプレーヤーになるために必要なものは?
「まだ判断が悪いし、ドリブルなのか、パスなのかという判断スピードも遅い。そのスピードを上げて行くことと、ラストパスが雑になってしまうところがあるから、ラストパスのところをもっと正確にできるようになれば良い」

―シュートは元々得意?
「正直、得意だったんですけれども……、得意な角度があるので、そこに持っていければいいかなと思っています」

―自分がここは負けないという部分を教えてください。
「ドリブルは負けるか、負けないか分からないですけれども、負けたくはないです」

―自信を持てている理由は?
「ドリブルを始めたら取られたくないし、取られない自信もある。取られてしまう時もあるけれども、ボールを持ったらドリブルするというのが自分の中ではあります」

―ファントムは精密さを追求したスパイク。精度へのこだわりは?
「速いドリブルをしながら、パスをずらしてしまうというプレーが多くて、そういうスピード感・判断スピードの速い中でも正確にパスを出せればもっと成長できると思います」


―2年後の東京もそうだけど、6年後のパリオリンピック世代でもある。先のことはどう考えている?
「目指したいと思っていますけれども、先のことよりも近いところで一つ一つ積み上げていきたい。先のことはもちろん考えているけれども、それよりも目の前のことの方が大事」

―まずは目の前のことに集中する。
「先のことよりも目の前のことを何一つ成し遂げていないし、そういう一つ一つのことを成し遂げていければ、先のことも成し遂げていけると思う」

―ワールドカップ、オリンピックへの憧れについては? 他の選手よりも近い位置にいる。
「それはもちろんあります。いろいろなところに選んでもらっていますけれども、自分たちの世代の代表には入っていないので、まずはそこに入っていかないといけない」

―現代サッカーはチームのためにやるべきことが増えている。特に求められているものは?
「攻守にかかわりを持つということと、得点を獲るということは前の選手でやっている以上は絶対に必要だと思う。どんなに上手くても獲れなかったら、評価は高くならないと思うし、そういう意味では得点にこだわっています。結果を出さないと、どんなにいいプレーしていても、チームでも出られなくなる」

―それは以前から意識が変わった部分?
「前はボランチをやっていたし、前(FW)で出た時も得点よりはチャンスを作り出す方を意識していた。自分がどうしても点獲ってやろうという思いは小さかった。でも、今年は自分が獲るしかないという思いでやっている」

―チーム側の期待も感じている。
「期待としては感じないようにしています。でも、チームメートからも途中交代で出る時は『最後、怜が来るから大丈夫っしょ』というポジティブな声がけはしてもらえるので、そういう部分では結果でチームメートを助けてあげられるようにしたい」

―現状はどうかな?
「現状はまだまだチャンスで点を獲れないし、もっともっと点を獲っていきたいです」

―少年時代を含めて、ファントム的なプレーを見て衝撃を受けた記憶はある?
「今年のワールドカップはコウチーニョとか驚いたし、ポジションは違うけれどカンテも凄いと思いました。身長小さいけれど、全然戦えているし、守備でもボールを奪えるし、運動量も凄い。そういう部分は自分も必要だと思う」

―過去のゴールで衝撃を受けたものは?
「最近だと原口選手のベルギー戦のゴール。ランニングして、ちょっとずらして逆に沈めるというのは凄い。Youtubeで見たけれど、原口選手が病気を患っている子供の病院に見舞いに行ってあげて、『獲る』という約束をして、本当に獲っているので凄いと思います」

―ワールドカップで同じファントムプレーヤーのデ・ブルイネとコウチーニョのプレーを見て感じたことは?
「コウチーニョは攻撃全部にかかわるし、点も取れるし、本当に凄いと思いました。デ・ブルイネは(パナマ戦)のアウトサイドのパスは上手いなと思いました」

―高校生で衝撃受けた選手はいる?
「(先輩FWの)和泉竜司さんの(11年度選手権)決勝の2点は印象に残っています」


―今年の目標は?
「とにかくどの試合でも波なく活躍できるように、違いを見せられるようなプレーをしていきたいです」

―どの相手でも突破を。
「(7月にU-17)代表に行く前からシュートのテンポの練習をしていて、そういう部分で堺フェスティバルの1試合目の阪南大(高)戦とかでもテンポよく決められたし、プレミアのFC東京(U-18)の試合もテンポが良かったと思う。いつもだったらもう一個触っているところを、ポンポンと打てるように最近なってきたのでそれは良いと思います」

―選手権については?
「選手権はまず千葉の決勝という舞台で点を獲って活躍することをふとした瞬間も頭でずっと考えているし、(昨年の決勝で)負けてから千葉県決勝という思いは大きくなっている。フクダ電子アリーナで自分が点獲って、みんなで喜ぶというイメージは誰よりもしていると思うので、そういう部分ではやるしかないです」

―ファントムプレーヤーへ。
「そういうプレーヤーになりたいですし、周りからも思われているということで自分もなりたいと思うし、近づけるようになっていければいいなと思います」

―市船の10番は特別?
「10番はつけたことが無かったので、まさか入学する時に10番つけるとは思わなかった。いつも7番とか。驚きました。でも、嬉しかったです」

―将来、どのような選手になっていきたい?
「誰から見ても、『ヤバいな』と思われるような選手になりたいです」

―誰から見ても、『ヤバい』と思われる選手に。
「見ている人からもそうだし、対戦相手も『凄えな』と思われるような選手になりたいです」

 現在、ナイキジャパンフットボールTwitter公式アカウントにて「ファントム」プレーヤーの目撃情報を集めている。「こいつはファントムだ!」と思う近くのプレーヤーがいれば、ぜひ推薦してほしい。ゲキサカでは今後も様々なプレーヤーにインタビューし、「ファントムとは何か」に迫っていく。

★ナイキ公式「#ファントムを探せ」の詳細はこちら
http://gonike.me/phantom_vol2

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