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パトリックの“延長戦ハット”で広島が4回戦へ!名古屋、延長開始直後に中谷退場で…

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パトリックが延長戦だけでハットトリックを決めた

[8.22 天皇杯3回戦延期分 広島4-1名古屋 Eスタ]

 サンフレッチェ広島が延期となっていた名古屋グランパスとの天皇杯3回戦を、延長戦の末に4-1で制し、4回戦へと勝ち上がった。9月26日にカシマスタジアムで行う4回戦では、鹿島アントラーズと対戦する。 

 この試合は当初7月11日に予定されていたが、平成30年7月豪雨の影響で開催延期。他会場では4回戦が実施されているが、この日に代替日が組み込まれた。

 また2回戦で奈良クラブと対戦した名古屋は、一旦は敗退となっていたが、後日、競技規則の適用ミスが発覚したためにPK戦のやり直しを実施。“復活”を遂げて、3回戦に進んでいた。

 ともに19日のリーグ戦とメンバーを大きく入れ替えた。広島はGK林卓人とDF千葉和彦を残したのみ。名古屋は今夏獲得した選手で登録できない選手がいることもあり、先発メンバー全員を入れ替えた。

 先制は広島。前半6分、DF馬渡和彰がMF川辺駿とのパス交換からクロスを上げると、FW工藤壮人が頭で決めて、幸先よく先制に成功する。

 しかし名古屋も前半18分、高校2年生のMF石田凌太郎が右サイドを縦に突破。マイナスに折り返すと、混戦をFW深堀隼平が押し込んで同点に追いついた。

 後半に入ると広島はFWパトリック、名古屋はFWジョーを投入して勝負を仕掛ける。しかし90分では決着がつかず、延長戦にもつれ込んだ。

 ただ延長前半1分に大きな動きがあった。名古屋は途中出場していたDF中谷進之介がパトリックを倒してしまい、レッドカードで退場。10人での戦いを余儀なくされる。

 ここまで我慢強く守っていた名古屋だったが、守備の要の退場の影響は避けられず、延長前半9分、同アディショナルタイム1分、そして延長後半12分とパトリックにハットトリックを許し、大敗を喫してしまった。

●第98回天皇杯特設ページ

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