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連敗しない首位広島、勝ち点50突破!C大阪に“リベンジ” 稲垣弾で逃げ切る

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広島が上位対決を制した

[8.25 J1第24節 C大阪0-1広島 ヤンマー]

 サンフレッチェ広島が敵地でセレッソ大阪に1-0で勝利した。広島は3戦ぶりの勝利。C大阪は4試合ぶりの敗戦となった。

 ともに22日に天皇杯で延長戦を戦って迎えたリーグ戦。基本的には主力を温存しており、C大阪はリーグ戦4試合連続で同じスタメン。広島はDF千葉和彦に代えてDF水本裕貴を2試合ぶりにスタメン復帰させたのみで、互いに現状のベストメンバーで上位対決を戦った。[スタメン&布陣はコチラ]

 スコアを動かしたのは広島だった。前半19分、右サイドを突破したMF柴崎晃誠がクロス。これはDFマテイ・ヨニッチにクリアされたが、こぼれ球に反応したMF稲垣祥がミドルレンジから左足ダイレクトで狙う。これがヨニッチのブロックを試みた股の間を抜けると、ゴール右に吸い込まれていった。この得点は広島のJ1アウェー通算550得点目となった。

 試合はこのまま広島が1点リードで後半に突入する。ビハインドで折り返したC大阪は何とか盛り返そうとするが、広島の固い守備をなかなか崩すことが出来ない。逆に警戒しているカウンター、FWパトリックのスピードにDFオスマルが振り切られることがあったが、後半21分の1対1の場面はGKキム・ジンヒョンが防ぎ、得点を与えなかった。

 C大阪も後半26分にDF松田陸のクロスからFW杉本健勇がヘディングで狙うと、ゴール前でこぼれるが、稲垣のかき出されるようなクリアに遭い、決定機を逸す。逆に後半37分、再びパトリックに抜け出しを許し、GKとの1対1を作られるが、これはパトリックのシュートが豪快に外れ、難を逃れる。同38分には途中出場のMF吉野恭平にミドルを許すも、これもクロスバーに救われた。

 2位の6差をつけて首位に立つ広島。しかし前節は2位の川崎Fとの直接対決に敗れ、勝ち点6差に縮められていた。ただし今季の広島には、リーグ戦を連敗しない強みがある。またC大阪はW杯中断前の一戦となったホームでの5月20日の試合で完敗を喫していた相手。その試合で2ゴールを許していたFW高木俊幸を完璧に封じ、勝ち点50を突破する52に伸ばす勝利を飾った。

(取材・文 児玉幸洋)
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