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相手のミス? オフサイド? 決勝弾の中村憲剛「過程には蓄積が出ていた」

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決勝点を沈めた川崎フロンターレMF中村憲剛

[8.25 J1第24節 川崎F1-0仙台 等々力]

 ミスに乗じた決勝点で勝ち点3――。そんな見方もできる苦戦模様だったが、ゴールを決めた本人は異なる視点を提示した。川崎フロンターレMF中村憲剛は試合後、「得点自体は相手のミスだけど、過程にはこれまでの蓄積が出ていた」と手応えを口にした。

 ベガルタ仙台の5-3-2ブロックに攻めあぐねる時間帯が続いた一戦。スコアは思わぬ形で動いた。後半10分、中村がGKシュミット・ダニエルにプレスをかけると、ロングキックをDF登里享平がヘッドで前へ。このボールを相手DFがクリアし損ね、前方で待っていた中村が押し込む形となった。

「あまりああいうシチュエーションにはならないんですけど、落ち着いて届かないところに蹴ることができた」。笑顔でゴールシーンを振り返った中村は、自身がオフサイドポジションにいたことについても言及した。DF大岩一貴が意図的にボールに触っていたため、この場合はオフサイドにはならないのがルール。「講習会でちゃんと話を聞いていましたから」と冗談交じりに胸を張った。

 “ごっつぁんゴール”にも思える一発だったが、大黒柱に38歳はGKにまでプレッシャーをかけたことに価値を見いだした。「毎回はできないけど、相手が苦しい時は行こうと言っている。前から行って回収するのはオニさん(鬼木達監督)になっているからやっていること。めちゃくちゃ暑かったけど、しんどい中で足を運んでやれて良かった」。

 元をたどれば、MF家長昭博のファーストプレスに呼応し、中村、登里が次々にボールホルダーにプレッシャーをかけていくという連携技。この日は気温31.6度、湿度67%という厳しいコンディションだったが、その中でも普段のプレーを遂行できたことを「やるべきことは何か、いま行くのか、行かないのかが自分たちに染みついている証拠」と誇った。

 試合前には自身がたびたび披露する“BKB!ヒィーア!”のパフォーマンスの元ネタとなった芸人『バイク川崎バイク』が始球式を担当。目の前でおなじみのポーズを見せることができ、「まさか来た日に決めるとは思っていなかった。すごく喜んでくれたみたいなので良かった」と照れ笑いを見せた。

 首位を独走するサンフレッチェ広島も勝利したため、勝ち点6差のまま。昨季に続く連覇を成し遂げるためには追い続けるしかない。「1-0で勝ちに持っていくことに自信や自負がある。1-1にならずにクローズできる強さがあるし、そこは昨年の成功体験がある」と中村。ここでもぎ取った白星を糧に「まだ試合は残っていますし、上が勝っているので、勝ち点3を取っていきたい」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)
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