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“ボランチが得点するチームは強い”…自信を深める首位広島、稲垣ミドルがさく裂

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MF稲垣祥のミドルで広島が勝利した

[8.25 J1第24節 C大阪0-1広島 ヤンマー]

 この試合唯一の得点は前半19分に生まれた。サンフレッチェ広島は右サイドからチャンスを作ると、MF柴崎晃誠のクロスはFWパトリックに届く前にDFマテイ・ヨニッチにクリアされるが、ミドルレンジに走り込んだMF稲垣祥がダイレクトで押し戻す。力強いシュートはそのままゴール右隅に収まった。

 4月25日のFC東京戦以来、今季3ゴール目。このゴールは広島のアウェー通算550得点の節目弾にもなった。チームは勝ち点を52に伸ばして首位をキープ。昨季は勝ち点1差で残留したチームとは思えぬ変貌を遂げたチームを支える26歳は、「自分が試合に出て、プレーして、結果が出てといういいサイクルに乗ると、いいプレーも出やすくなる」と充実の表情で振り返った。

 どこからでも点が取れる強さ。ボランチでコンビを組むMF青山敏弘も「ボランチが点を取って勝てるのは強いチームだと思う」と現状のチームバランスの良さに手ごたえを語る。

「結果がついて来れば自信になるし、個人としてもチームとしてもいい循環になる」。前節の負けを引きずらないメンタル。結果が出ていることによる自信。広島がV奪回へ向け、一歩ずつ階段をのぼっている。

(取材・文 児玉幸洋)
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