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オナイウがハット達成も逃げ切れず…大宮vs山口、壮絶なシーソーゲームは4-4ドロー

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大宮vs山口、壮絶な打ち合いは4-4ドロー

[8.26 J2第30節 大宮4-4山口 NACK]

 J2リーグは26日、第30節2日目を行い、大宮アルディージャはホームでレノファ山口FCと対戦し、4-4で引き分けた。

 先手を取ったのは山口だった。前半26分、MF三幸秀稔がロングパスを蹴り込むと、スペースに走り込んだFW高木大輔がPA左から右足で鋭いクロスを供給。GK笠原昂史がパンチングで防ごうとしたが、これがFWオナイウ阿道の後頭部に当たってゴールマウスに吸い込まれた。 

 大宮は反撃に出ると、前半アディショナルタイムに試合を振り出しに戻す。スローインのリターンを受けたDF酒井宣福が右後方から左足でクロスを供給。ファーサイドに走り込んだDF河本裕之が高い打点からヘッドで叩き込み、前半ラストプレーで試合を振り出しに戻した。

 1-1で折り返した後半は打ち合いの様相を呈す。後半3分、MFマテウスが高い位置でボールをおさめ、FW大前元紀が細かいドリブルで切れ込むと、相手DF4人を引きつけてMF茨田陽生にラストパス。茨田はワンタッチから豪快な右足シュートをゴール上部に突き刺し、大宮が2-1と逆転に成功した。

 山口も押し返し、後半23分、MFジュリーニョが右後方からクロスを入れ、ゴール前の競り合いでGK笠原がキャッチミス。FW岸田和人が倒れ込みながらパスを出すと、オナイウが左足シュートを流し込み、2-2。後半30分にはFW高井和馬のアーリークロスに反応したジュリーニョがアクロバティックな体勢から左膝でネットを揺らし、再び勝ち越しに成功した。

 後半37分、大宮はFWロビン・シモヴィッチのパスを受けたマテウスがドリブルで翻弄し、PA内左からクロスを供給。DFに当たってコースが変わったボールはGK藤嶋栄介が触れたが、こぼれ球を酒井が冷静に押し込み、3-3に追いついた。

 互いに最後まで攻撃の手を緩めず、山口は高速カウンターを発動。後半40分、ロングパス1本でオナイウとのワンツーから最終ラインの裏に抜け出した高井がドリブルで持ち上がり、GKと1対1の局面。背後から上がってきたオナイウに冷静にパスを出すと、オナイウが無人のゴールに流し込み、山口がみたび勝ち越しに成功した。

 ハットトリックを達成したオナイウは今季18点目。このまま試合終了かと思われたが、後半アディショナルタイムに大宮が土壇場で同点ゴール。左サイドからMF嶋田慎太郎がアーリークロスを入れると、混戦の中でGK藤嶋がこぼしてしまい、シモヴィッチが右足ハーフボレーで叩き込んだ。試合終了の笛が鳴り、壮絶な打ち合いは4-4のドロー決着。山口は10試合ぶりの勝利を土壇場で逃した。

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