チェルシーのオーナーを務めるロマン・アブラモビッチ氏は同クラブを売却するつもりがないようだ。

　チェルシーに関しては26日、アブラモビッチ氏がクラブ売却に備えて、ニューヨークの銀行『レイン・グループ』と連携し、クラブの評価額を選定したとイギリス『タイムズ』が報道。新オーナーを探しているかどうかは不明も、その価格が20億ポンド(約2850億円)と評価されたことが伝えられた。

　しかし、チェルシーはこの報道を跳ね返している。イギリス『ガーディアン』もチェルシーに近しい関係者から、「アブラモビッチ氏がチェルシーを売却する計画がない」との情報を得たことを報じている。

　一方、スタジアム改修計画とその資金投入が延期されているのは既報のとおり事実だ。現在、アブラモビッチ氏は今年発生した元スパイ毒殺未遂事件によって悪化したとも伝えられるロシアとイギリスの緊張関係を受けて、イギリス入国ビザが更新できず、同国に長期滞在ができないことが報じられている。

　それでも、今後もアブラモビッチ氏がチェルシーのオーナーにとどまり続ける予定だ。チェルシーは今シーズン、UEFAチャンピオンズリーグこそ出場できないものの、プレミアリーグではマウリツィオ・サッリ監督の下、開幕3連勝の好スタートを切っている。

---

●プレミアリーグ2018-19特集