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岡山セゾンから中央学院へ進み武器磨く2年生MF古山「ドリもパスもできる選手になりたい」

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中央学院高の2年生MF古山颯雅は次期エース候補の技巧派

[8.25 千葉県1部L第10節 日体大柏高 2-3 中央学院高 日体大柏高G]

 中央学院高で10番MF伊藤拓巳(3年)同様に、ドリブルでボールを運ぶ巧さを見せていたのが2年生MF古山颯雅だ。「相手にボールを渡さないというところからいつも始めています。(ドリブルで抜けている理由は)感覚です。相手がこう動くからこう動けば逆が取れるという感じです」と語る古山は、独特のリズムのドリブルで相手の間をずらし、縦へ、横へとドリブルでボールを運んでいた。

 古山は岡山セゾンFCから初めて、中央学院へ進学。高校年代で有名な他の“ドリブル軍団”の練習にも参加したというが、「ドリもパスもできる選手になりたい」という古山は最も自分の求めているものに近いサッカースタイルの中央学院への進学を決めた。

 そして、“千葉のドリブル軍団”中央学院でも「中学、高校で一番練習してきた」ドリブルで存在感を発揮。次期エースが背負う「14」番を与えられたMFは、ゲームで自分の特長を出して中央学院の攻撃に厚みを加えている。

 試合前にはアザールやコウチーニョといった名手の動画で彼らのステップを見てイメージを膨らませているという。同じく小柄な彼らのように、身長163cmの小さなテクニシャンは自信を持っているドリブルで打開し、ゲームを作る部分でも貢献すること。「来年もあると思わずに3年生の力になれるように頑張りたい」という選手権で名を上げることができるか、注目だ。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2018

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