beacon

イニエスタが日本のスタイル、Jリーグの印象を語る「僕が慣れていたプレーからすれば…」

このエントリーをはてなブックマークに追加

Jリーグや古巣バルセロナについて語ったMFアンドレス・イニエスタ

 ヴィッセル神戸のMFアンドレス・イニエスタがJリーグへの適応や古巣バルセロナについて語った。バルセロナのクラブ公式サイトが伝えている。

 バルセロナ一筋16年だったイニエスタは昨季限りでクラブを退団し、今夏から神戸に加入した。7月22日の第17節・湘南戦(0-3)で新天地デビューを果たし、ここまでリーグ戦6試合で2得点を記録。ピッチ内外で模範となり、神戸はもとよりJリーグ全体にいい刺激を与えている。

「正直、初日からすごく馴染めたし、僕を助けようとするたくさんの人たちがいた。チームメイト、クラブで働く人たち、みんながやりやすいように整えてくれる」

 周囲への感謝を語るイニエスタは、日本への適応に関して「例えば気温や湿度といった気候については、すごい暑さだと来てから知った。とりわけ、最初に来たばかりで、まだ練習の数をこなしていない時は体により響いた」と、当初は難しさを感じていたことを明かした。

 日本のプレースタイルについては「僕が長い間、慣れていたプレーからすれば、ずいぶん休止が多いかもしれない。でも最高に気に入っているし、そういった全ての新しい経験が僕にとって良いことだ」とポジティブにとらえているようだ。

 ビッグクラブを頂点に力関係がある程度はっきりしているヨーロッパに比べ、Jリーグは各チームの戦力が拮抗している。イニエスタはこのリーグの印象を「どんなライバルでも、格下であっても、相手のホームで勝つことができる。逆に僕らもどんな相手にでも勝てるような感じだ。障害物がないかのようだ」と語った。

 神戸は第24節終了時点で5位。「(優勝するのは)大事だろう。僕はシーズン後半に来たし、全てがすごくスピーディに進んでいるけれど、僕らは上位3位までに食い込める可能性がある」と上位進出に目を向けている。

「僕が踏み出した一歩、その決断は当たりだった。僕がここで個人レベル、家族レベルで得ている経験はとてもポジティブなものだ。家も家族も友人も全てが近くにあるし、もちろん僕の目はいつもバルセロナ、チームに向いているよ」

 元スペイン代表MFは神戸での戦いに集中しつつ、古巣バルセロナのことは今でも気にかけているという。

「バルサで過ごした最後の日々は、その全てを覚えているわけではないけれど、魔法にかけられたような日々だったし、決して忘れることはない」

 イニエスタは「僕らは、それぞれが自分の歴史を作り続けていく。そして将来バルサにいられたらいいね。なぜならバルサは僕のホーム、我が家だと思っているし、僕があそこで長い時間、学んだことの全てを何らかの形で伝えられればと望んでいる」と将来的な復帰の可能性を示唆した。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ
●リーガ・エスパニョーラ2018-19特集

TOP