beacon

レーブ監督、ドイツ代表引退のエジルと音信不通だったと明かす「いつの日かしっかり話せれば」

このエントリーをはてなブックマークに追加

ヨアヒム・レーブ監督がドイツ代表引退のMFメスト・エジルについて言及

 ドイツ代表ヨアヒム・レーブ監督は、ロシア・ワールドカップ後に代表引退を表明したMFメスト・エジルが個人的な連絡もしてくれなかったことについて「がっかりしている」としつつも、エジルをとりまく人種差別問題のせいでグループリーグ敗退となったわけではないと強調した。アメリカ『ESPN』が伝えている。

 トルコにルーツを持つエジルは、今年5月に同国のレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と撮影した写真をSNSに掲載し、ドイツ国内で人種差別的な批判を受けた。そしてW杯後の7月22日、もう2度とドイツ代表のためにはプレーしないと宣言。ドイツサッカー協会(DFB)のラインハルト・グリンデル会長は否定しているものの、その背景にはDFBによる人種差別があったとしている。

 レーブ監督は「ドイツ代表にはいかなる形での人種差別もなかった」と断言しつつ、エジルが代表引退の声明を出した時のことを振り返った。

「エジルの代理人が電話してきて、彼の代表引退を告げてきた」

「メスト(・エジル)はこのことを最後の最後まで私に伝えてくれなかった。彼とは2週間、何度も連絡をとろうとした。メッセージや電話でね。だが、最終的にああいう決断をした。指揮官として受け入れなければならない」

「エジルは私のもとで9年プレーしてきた。多くの経験を共有している。悪い時期もあったが、いい時期の方が多い。私たちはともにW杯を優勝した。この記憶はいつまでも残りつづけるだろう」

「私はいまだに、過去20〜30年で彼こそがドイツ代表における最高の選手の1人だと考えている。いつの日かしっかり話せればと思う。個人的に連絡をしてくれればと願っていたし、最初はがっかりしたよ」

 一方で、「この問題に私たちは多くのパワーを費やしたし、神経もすり減った。だが、それがW杯に敗れた理由になるとは思わない」と、この件がW杯敗退を招いたのではないと言い切った。

★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2018W杯ロシア大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2018W杯ロシア大会日程&TV放送

TOP