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[MOM2601]帝京三FW永井裕次郎(1年)_地道に武器磨いてきた元CBのFWが劇的な決勝ヘッド

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帝京三高は後半終了間際にFW永井裕次郎が決勝ヘッド

[9.1 Rookie League A group第9節 帝京三高 1-0 前橋育英高 時之栖うさぎ島G]

 帝京三高は後半終了間際に長身FW永井裕次郎(1年)が劇的な決勝ヘッド。1-0で勝ち、Rookie League の上位リーグに当たるA group2位とU-16全国交流大会出場を懸けたプレーオフ決勝への進出を決めた。

 交代出場で決勝点を決めた永井は「(ここまでのリーグ戦で)ほとんど僕は試合に出ていない。こういうところでコーチに出してもらったので」気合十分だったのだという。そのFWが磨いてきた高さを発揮し、チームをプレーオフへ導いた。

 0-0の後半終了間際、帝京三はインターセプトしたMF菱山欧佑がキープしてからサイドへ展開。ハイサイドからMF島田善が高い軌道で上げたクロスを永井がヘディングシュート。「最初GKに弾かれて外したかなと思ったんですけれども、みんなが寄って来て、喜んでくれたので入ったんだなとホッとしました」。背番号20のFWはチームメートたちの祝福で大仕事をしたことを実感した。

 キャプテンマークを巻いたMF平野元稀は、その永井について「いつも試合に出ていなくてでも練習後にヘディング練習していた」と語り、新村知仁コーチも彼の姿勢を認める。元々CBで高校進学後に「ヘディングしか取り柄なかったので、FWでヘディングシュートを決めるしか無い」とFW転向。地道に武器を磨いてきた努力のFWが、その成果を大一番で結果に結びつけた。

 今後は「もっとAチームで出られるようになってみんなから信頼される選手になりたい」。そのためにまた、努力を続ける。

(取材・文 吉田太郎)
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