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3度目の救世主にはなれず…FW上田綺世「自分が勝たせられなかった」

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U-21日本代表FW上田綺世(法政大)

[9.1 アジア大会決勝 U-21日本1-2(延長)U-23韓国 ボゴール]

 ジョーカーの役割を担ってきたU-21日本代表FW上田綺世(法政大)が、大一番でスターティングメンバーに名を連ねた。

 5試合連続で先発していたFW前田大然(松本)の負傷によって巡ってきた大役。強力な攻撃陣を擁する韓国に押し込まれる時間帯が続き、なかなか最前線に構える上田までボールが回ってこなかった。しかし、後方から送られるロングボールを果敢に競り合い、最終ライン裏に放り込まれたパスに猛然と走り込むなど、何とか攻撃の時間を生み出そうと懸命なプレーを続けた。

 スコアレスのまま延長戦に突入すると、延長前半3分と同11分に失点して2点のリードを奪われてしまう。延長後半10分にMF初瀬亮(G大阪)が蹴り出したCKをニアサイドの上田がヘディングで叩き込み、1点差に詰め寄ったものの、あと1点が遠く1-2で敗れて金メダルを逃した。

 意地の一発を叩き込んだが、「90分は0-0だったから、やっぱり90分で仕留めないと。後ろが90分をゼロで終えてくれているのに、前が取れなかったというのは…。0-2になってからじゃ遅いし、90分で得点できないといけなかった」と悔しさを滲ませる。

 今大会は初戦のネパール戦こそ先発出場を果たしたが、その後はベンチスタートが続いた。しかし、決勝トーナメント1回戦マレーシア戦、準決勝UAE戦では、後半途中からピッチに送り込まれると終盤に決勝ゴールを奪い、チームを決勝へと導いてきた。韓国戦ではチームを救えずに「自分が勝たせられなかったというのが、そこの悔しさは自分の中にある」と唇を噛みながらも、「下を向いていたら次につながらない。前を向いてこの経験を生かしていきたい」と視線を上へと向けた。

(取材・文 折戸岳彦)
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