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[MOM2604]桐光学園MF栗原祥太(1年)_全国への望み繋ぐ劇的V弾!後半ラストプレーでスーパーミドル!

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後半アディショナルタイム、桐光学園高MF栗原祥太が決勝ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.2 U-16全国交流大会関東プレーオフ1回戦 市立船橋高 1-2 桐光学園高 時之栖うさぎ島G]

 大会規定により、引き分けでも敗退が決まるU-16全国交流大会関東プレーオフ1回戦。桐光学園高は0-1の後半終了1分前に追いつくと、後半ラストプレーでMF栗原祥太(1年)がスーパーゴールを決める。

 相手のクリアボールを拾った栗原は「GKが前半から前に出ているのが分かっていた。それまで良い形がなかったけれど、狙っていた」と右足ミドルにチャレンジ。やや前方にポジショニングしていたGKの頭上を射抜いたボールがゴールネットに突き刺さり、決勝点となった。

 栗原が歓喜のダッシュをしている間に試合終了の笛。ラストプレーでチームをプレーオフ決勝へ導いた栗原は「昨日もそうだったんですけれども全然点獲れていなくて、チームに貢献できていなくて、自分で責任を負っていた感じがあったので、きょうは自分が決めようと思っていた。最後獲れて良かった」と会心の表情を見せていた。

 栗原は1年生ながら今夏のインターハイメンバー入り。全国決勝を含めて3試合に出場した期待のサイドアタッカーだ。スピードに自信を持っているが、この日は大雨で水溜りができる悪コンディション。ボールを前方に蹴り出し、スピードを活かして抜け出そうとしたが、市立船橋高の守りは堅く、思うような攻撃をすることができなかった。

 ここまでRookie Leagueでは6試合に出場し、3得点。「普段はトップチームでなかなか力になれていない。1年生チームでは自分が引っ張っていかないといけないと自覚を持っていた」というが、この日の多くの時間を含めて十分な結果を出すことができていなかった。それでも「シュートのパンチがあって、クロスも良い、サイドを崩したりできる」(久保昌成コーチ)というアタッカーは、大一番で劇的な決勝点。本人も、ゴールが自信になったようだ。

「スピードが得意なのでスピードを活かしたドリブルをしながらも得点を獲れるように。監督からもゴールを決めるとか、やり切れと言われている。やり切るだけでなく、ゴールを決め切る選手になりたい」と栗原。U-16全国大会の出場権がかかる帝京三高戦へ向けては「まず次の帝三でも自分が点獲って勝てるように、全国で暴れられるように、チームで団結して頑張っていきたい」と意気込んでいた。

(取材・文 吉田太郎)
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