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初招集7人の“フレッシュジャパン” 森保監督は突き上げに期待「コアに残っていく選手も…」

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ランニングで汗を流す森保ジャパン

 来年1月にUAEで開催されるアジアカップに向けた強化方針の一端を明かした。日本代表森保一監督は合宿初日となった3日の練習後、報道陣の取材に対応。森保ジャパン初陣となる今回の代表戦ではロシアW杯で主軸を担った海外組の招集を見送ったが、「チームづくりとしては海外組の選手も10月か11月のタイミングで招集できればと思っている」と言及した。

 30日にインドネシアで行ったメンバー発表会見で「ロシアW杯に出ていた選手で、基本的に海外でプレーしている選手の招集は今回は見送ろうかなと思っていた」と説明したとおり、ロシアW杯の主力の多くは招集が見送られた。メンバー発表後、MF山口蛍(C大阪)、MF大島僚太(川崎F)が負傷で不参加となったこともあり、ロシアW杯メンバーはGK東口順昭(G大阪)、DF槙野智章(浦和)、DF遠藤航(シントトロイデン)、DF植田直通(セルクル・ブルージュ)の4人だけ。海外組はリオデジャネイロ五輪世代と東京五輪世代からのみ招集した。

 メンバー発表会見では「最初から招集した選手がコアなチームだとは思っていない」とも話したが、この日は「僕の言葉足らずだったが、今回の招集メンバーがコアではないと言ったつもりはない。コアに残っていく選手もいると思うし、残らない選手もいるというのがプロの世界、代表の厳しさだと思う」と、その真意を語った。

「9月、10月、11月の期間で多くの選手を招集して、そこで選手の特徴を見ながらアジアカップに向けてやっていきたい」。GKシュミット・ダニエル(仙台)、DF佐々木翔(広島)、DF冨安健洋(シントトロイデン)、MF伊藤達哉(ハンブルガーSV)、MF堂安律(フローニンゲン)に追加招集のMF天野純(横浜FM)、MF守田英正(川崎F)を含め、7人の初招集組が名を連ねた“フレッシュジャパン”。ここからの突き上げがチーム内の競争を高め、世代交代を推し進めていくことにもなる。

(取材・文 西山紘平)

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