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「その場で思いついて」MF久保とサインプレー、U-19代表DF菅原が先制ゴール

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後半2分、先制ゴールを喜ぶU-19日本代表DF菅原由勢

[9.3 親善試合 U-19日本代表 2-0 U-19ベトナム代表]

 U-16日本代表時代からともにプレーする2人が、ほぼ即興で実行したサインプレー。それがU-19日本代表に先制点をもたらした。

 後半2分、U-19日本代表は右サイド深い位置でFKを獲得。キッカーの17歳MF久保建英(横浜FM)によると、「深い位置で立った時に狙える位置ではなかった」という。ここで久保はゴール前を固めるU-19ベトナム代表と味方へ蹴り込むのではなく、PAやや後方に位置している18歳DF菅原由勢(名古屋U-18)へグラウンダーのパス。走り込んだ菅原が右足ダイレクトで撃ち抜くと、シュートはゴールネットに突き刺さった。

 このサインプレー、ゴールはU-16日本代表、U-17日本代表とともに戦ってきた2人の通じる感覚がもたらしたものだった。菅原は「コイツ(久保)は凄く色々なボールを蹴れると思っていたので、その場で思いついて『やろうよ』と言ってやりました」とサインプレーを選択した経緯について説明する。

 前半からベトナムはセットプレーの際にゾーンで守っていた。菅原は攻略法について外側からのシュートを考えていたというが、右サイド深い位置でのFKとなった際に「ここだ」と判断。相手に警戒されないように久保と確認し、見事に決めた菅原は「FKになった瞬間に『やろうよ』と言ってやったので、だいぶパパって決まったんですけれども、それがゴールに繋がったので、一つ形として持ち帰れると思います」と今後選択肢の一つとして取り入れていく考えを口にした。

 菅原はこの日、CB、右SBとしてプレー。「DFはチームをまとめてゼロに抑えることが大事だと思ったので意識してやりました」というDFは無失点勝利に貢献した。ただし、ビルドアップ面など反省。その点は改善することを求めていく。

 常に進化を求めるDFは今回のメキシコ遠征も自分が成長するために全力で取り組む考えだ。「ただ遠征を頑張るのではなくて、色々なものがモチベーションとしてあると思うので、それを誤魔化すのではなくて、しっかりと一つずつ明確にして一つ一つクリアしていくことが自分の成長にもつながると思う。無駄な時間がないと思うので吸収して僕という選手を大きくしたいと思います」。久保とのコンビで決めたゴールや守備面などもベトナム戦で吸収したDFは、メキシコでさらに進化して帰ってくる。

(取材・文 吉田太郎)

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