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神戸の19歳MF郷家はイニエスタたちから学んだものをU-19代表に還元

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U-19日本代表の影山雅永監督(右)と談笑するMF郷家友太

[9.3 親善試合 U-19日本代表 2-0 U-19ベトナム代表]

 1日のJ1札幌戦でフル出場していたU-19日本代表MF郷家友太(神戸)はコンディション面を考慮されてU-19ベトナム代表との親善試合を欠場。ベンチから試合を見つめ、U-19日本代表に自分が入った際のプレーをイメージしていた。

「(ベトナムは)プレスが速かったので、1タッチでフリックとかで流せば相手が食いついて、次の動きに行けると思う。上手くコンビネーションなどでああいう速いプレッシャーを回避すれば背後のスペースなども空いてきますし、自分が入ったらやりたい」。J1でプレッシャーの速さに慣れているMFは、ベトナム戦で止まってプレーするシーンの多かったU-19日本代表に動きを加える考えだ。

 郷家は青森山田高2年時に全国高校選手権とプレミアリーグチャンピオンシップ優勝を経験。3年時には高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯プレミアリーグEASTで得点王を獲得している。技術と身体能力にも長け、得点もゲームメークもできるMFは今年3月にJ1で先発デビュー。今季、高卒ルーキーながらJ1で18試合に出場している郷家はアンドレス・イニエスタやルーカス・ポドルスキという世界の名手たちから学び、成長を加速させている。

「先輩方とプレーしていて日頃、色々な選手のサポートなども速いですし、イニエスタ選手とかが周りにいて世界のトップレベルというものを間近で体感できているのは大きいところなので、それを代表などに還元できればいい」

 昨年のAFC U-19選手権予選では先発2試合を含めて全3試合に出場。2得点を記録した。今年10月には、19年U-20ワールドカップの出場権を懸けたAFC U-19選手権が開幕。神戸で学ぶMFがU-19日本代表にどのようなものを還元し、結果に繋げるか注目だ。高校時代から「点は自分を表現できる結果なのでこだわっていきたい」と語っていた部分にも貪欲にチャンレンジして、チームの白星に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)

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