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本田から4番“継承”の佐々木翔「一切気にならない」

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日本代表初招集のDF佐々木翔は背番号4に決まった

 背番号へのこだわりはない。日本代表初招集となったDF佐々木翔(広島)は4番を背負うことが決まった。ロシアW杯を最後に日本代表から引退したMF本田圭佑が長年付けてきた番号ということもあり、報道陣からはそんな趣旨の質問も出たが、佐々木自身は「一切気にならない」と一蹴した。

「そういう話題のある番号かもしれないけど、僕は僕だし、背番号どうこうを気にすることはない」。その言葉は偽らざる本音のようで、実際、背番号4に決まったことは報道陣に聞かれるまで「知らなかった」という。

 神奈川大から入団した甲府では6番を付けていたが、15年からプレーする広島では19番のまま5シーズン目を迎えた。「(背番号を)気にしているなら広島でも1ケタを付けていたかもしれないし、特に気にしてない」と強調した。

 見せるのは背番号ではなく、ピッチ上でのプレーだ。森保一監督時代の広島では3バックの左ストッパーを務めることが多く、今季は4バックの左サイドバックでプレーしているが、前日4日の練習では左ウイングバックの位置に入った。

「どういうポジションになるか分からないけど、与えられたところでやるだけだし、その準備も頭の整理もできている。3枚なのか4枚なのか、ウイングバックなのかセンターバックなのか。あらゆる場面を想定しながら準備していくことが大事」

 広島時代の恩師でもある森保監督の下で迎える自身初のA代表が森保ジャパンとしての初陣でもある。試合会場の札幌ドームで行われた練習を終え、「ピッチに立ちたいし、初陣を勝利で飾りたい気持ちは大きい」と、あらためて7日のチリ戦に向けて決意を強めていた。

(取材・文 西山紘平)

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