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背番号8はエースの証? C大阪出身の南野拓実「何もないです、って言っておきます」

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背番号8を着けることに決まった日本代表MF南野拓実

 セレッソ大阪アカデミーで育った日本代表MF南野拓実が古巣のエースナンバーである背番号8を着けることになった。報道陣に初めて知らされた際は「初めて着ける番号ですね」と満面の笑みを見せていたが、すぐに「特に何もないです、って言っておきます」と表情を引き締めた。

 中学時代から所属していたC大阪から2015年冬にザルツブルクへ渡り、今季が5シーズン目。世代別代表のエースに君臨してきた男が約3年ぶりに“日の丸”のユニフォームに袖を通すことになった。それも、古巣クラブのエースナンバーを背負って。

 かつては長年にわたってFW森島寛晃の番号として親しまれ、その後は香川真司に受け継がれた8番。「初めて着ける番号ですね」と語ったように、南野がトップチームに所属していた2012~14年はMF清武弘嗣、FW柿谷曜一朗が着用しており、自身の番号は『34』と『13』だった。

 その件に際しては報道陣の注目が大いに集まっていたが、8番について問われた本人は「えっ、そうなんですか!」と驚いた表情。実は公式発表前の時点では、選手たちに背番号が伝えられておらず、練習直後にインターネットを通じて情報を見た者だけが知っていたという状況だった。

 冒頭のように質問をかわした南野は「重要なのはピッチでプレーすること。練習でも感じたけど、若い選手もモチベーションは高い。自分のプレーを出していきたい」と決意を表明。「もっと若い世代が、前の人たちを脅かすような選手になっていかないといけない」とピッチ上でのプレーに集中する姿勢を示した。。

(取材・文 竹内達也)

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