beacon

フットサル選手も先発出場…緊急事態のデンマーク、スロバキアに3発完敗

このエントリーをはてなブックマークに追加

緊急事態のデンマーク

 デンマーク代表は5日、国際親善試合でスロバキア代表と対戦し、3-0で敗れた。

 デンマークはサッカー協会(DBU)と選手協会との間で、商業的な権利に関する交渉が合意に達しておらず、ロシア・ワールドカップ(W杯)を戦ったGKカスパー・シュマイケル(レスター・シティ)やMFクリスティアン・エリクセン(トッテナム)といった選手たちを招集できない事態に発展。そのため、契約に関わらない3、4部の選手、そしてフットサル代表の選手たちを招集することになった。

 過去にデンマークは、女子代表チームで同様の問題が発生しており、W杯予選が中止になるという事態に陥った。その際、UEFAから罰金を命じられ、今後このような問題が発生した場合、UEFAのトーナメントカップから追放する可能性もあると警告されていた。

 そんな中、スロバキア戦ではフットサル選手のGKクリストファー・ハーが先発フル出場、DFクリスティアン・クリステンセンも後半39分から出場した。試合は前半11分に先制点を許すと、37分にも失点。後半34分にはオウンゴールで加点され、0-3で敗れた。米『ESPN』によれば、ポゼッション率は27%、シュート本数は6本でそのうち枠内シュートはわずか1本だった。

 9日にはウェールズとのUEFAネーションズリーグを控えているデンマーク。追放されることなく、この緊急事態を回避することができるだろうか。

●UEFAネーションズリーグ18-19特集

TOP