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海外組の難しさを痛感する堂安律「初日から体が…」

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紅白戦でシュートを打つMF堂安律

 右サイドとトップ下の“二役”をこなした。3-4-2-1をベースとすると見られた森保ジャパンだが、7日の紅白戦は両チームともに4バックを採用。日本代表MF堂安律(フローニンゲン)は1本目は4-2-3-1の右サイドハーフ、2本目はトップ下に入り、「いろんなシステムにも対応していこうというのは監督の話でもあった」と貪欲にプレーした。

 ただ、「まだまだ自分の特徴は出し切れていない」と、そのパフォーマンスには本人も不満顔。「初日の練習から体が少し重かった」と、海外組として長距離移動を経ての代表合宿に難しさも感じている。「海外組へのリスペクトは強くなった。こういう状況で予選を戦ったりしていたんだなと。すごいタフな選手だなと、より勉強になった」と、新たな課題も生まれた。

「今日より明日、明日より明後日と、どんどん成長していきたい」。毎日の練習を大事にする20歳のアタッカーは、G大阪時代の本拠地でもあるパナソニックスタジアム吹田での代表デビューを思い描いている。6日未明に発生した北海道胆振(いぶり)東部地震の影響で7日のチリ戦(札幌ド)は中止となったが、11日のコスタリカ戦(吹田S)は予定どおり開催される見通し。堂安は「(吹田Sは)思い出のあるスタジアム。札幌で試合ができないのは残念だけど、大阪でデビューできるとポジティブに考えたい」と表情を引き締めた。

(取材・文 西山紘平)

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