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作戦的中!明治大FW小柏剛が途中出場で2発「優勝したい」

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途中出場のFW小柏剛が2ゴールを奪った

[9.7 総理大臣杯準決勝 明治大3-0大阪学院大 ヤンマー]

 明治大(関東4)はここまで好調のMF小柏剛(2年=大宮ユース)や、準々決勝で2ゴールを奪っていたMF森下龍矢(3年=磐田U-18)がベンチスタート。栗田大輔監督は勝負どころと見込んでいた後半15分過ぎに2人を投入する作戦を考えていた。

 作戦はピタリとハマった。1点をリードしながら突き放せずにいる状況を打開すべく小柏は後半15分に登場。すると同39分、中央をドリブルで持ち込んだ小柏が右足で左隅に蹴り込み、追加点。同アディショナルタイム2分には今度は左から右隅を狙いすまし、ダメ押し点を奪った。

 小柏は今夏、全日本大学選抜でイタリア遠征を経験。栗田監督も「自信がついてきた」と目を見張るほどの成長を見せているという。

 ルーキーだった昨年も総理大臣杯には出場したが、チームは準優勝。大会を通じても無得点に終わり、個人としても悔いを残した。「今年はチームを勝たせられる点を取って、優勝したい」。頂点まであと一つ。得点力を身に着けた突貫小僧が、紫紺軍団を日本一へと導く。

(取材・文 児玉幸洋)
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